初夏の贅沢、冷たいコーンポタージュスープ。

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この時期、うちにはいいトウモロコシがある事が多いもので、結構よく作るのだけど、
本当に美味しいのです。


ただ、すこぶるめんどくさいです。
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まず、トウモロコシ1本分、粒を芯から外しておきます。
やり方は、ネットに色々乗ってます。

僕は包丁で4分割したトウモロコシを、やはり包丁でザクザク切って行って、
芯にこびりついてる分はこそげ落とします。
僕んちは、軽くレンジでチンして、この状態で何袋か冷凍保存してあります。



もう毎年この時期にやるから、一本分がどれくらい、って
僕も奥さんもわかってるので計らないです。
嬉しい技術だなぁ、と思います。


(トウモロコシ1本で二人分)
玉ねぎ中4分1を、みじん切りにします。
バター小さじ2くらいとフライパンで炒めます。
この時、絶対に、きつね色にならないように。

ぶっちゃけ、ここが一番大事です。
玉ねぎは決して焦がさない、透明感が出るだけ。
でも、しっかり熱を通さないと「生玉ねぎ臭」がキツくなるので、しっかり火を通す。
 
玉ねぎに火が通ったら、トウモロコシを入れて、軽く炒め、
全体が浸るくらいの牛乳を入れます。
個人的には、低脂肪牛乳とかは避けたいです。
  
ウエイパーか、創味シャンタン、ほんの少し。
これは、本当に隠し味程度。
小さじ10分の1とか
トウモロコシ、4粒分くらいかなぁ、、 
無しでもいいです。
ただ、僕はこれ、入れたほうが好きです。
現代っ子なので。
   
で、2、3分、あんまりぐつぐつしない程度に煮ます。
外に出して冷まします。



冷めたらフードプロセッサーで、ガーします。
うちの電動フープロはデカすぎて、この量だと上手くできない使い物にならねえやつで、買い換えようと思いながらずっと買い替えてないんですが、今年こそ買い換えようと思いながら結局買い替えておらず、
この少量用手動式でがんばります。


せめてブレンダーを買えばいいんでしょうけど、普段使うところもないので、
あくまでも、これでがんばります。
で、ある程度まで来たら、すり鉢に切り替えます。



だから、さっさとブレンダー買えよ、って話です。
  
  
でも、そんなにがんばらず、写真のように、だいぶ粒々残ってる状態でやめます。
で、それを、今度は裏漉しします。



もう、この辺で、みんな、これは作るのやめよう、って思ってる気がします。
 
最終的に、裏漉ししたものを、好みの濃さに牛乳で伸ばして、ほんの少し塩で味を整えて、
冷蔵庫で冷やして出来上がり。


小さな粒々が口の中で邪魔な人は、
さらになめらかに布で濾すのもありだけど、
僕は、噛んで食べるスープ、くらいのこの感じが好きです。
  
めんどくさいから、布漉しはしない、のではなくて、これが好きです。
でも、たまに布で濾したのも美味しいな、と思うことはあります。
その辺りは好みで。

で、、 これ、

玉ねぎの炒め方、さえ、きつね色にせず、しっかり透明にして、
ウエイパーと塩は入れすぎるくらいなら無いほうがいい、
  
それだけ注意して、間違えなければ、

まるで、大草原の小さな家の人になったような、
大地の恵みを味わえます。

初夏の最高のたのしみです。