11日にバリから帰ってきて、未だに何か、現実に戻れないでいる。
へへへ、かっこ悪い話でしょ。
竜宮城から帰ってきたら、こんな感じかな、って思う。
それくらい、バリは幸せ。
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勘違いされてしまうのだけど、僕は、別にバリにそんなに詳しくない。
一時期はほとんどバリ在住だった潤さん、
大体どこ行っても全て知ってるようちゃん、
この二人がいろんなところに連れてってくれて、僕はくっついていくだけだから、自分で車を用意したこともない。
連れて行かれた場所、ピンポイントで、モーレツに色々探るので、その場所だけの話をすればそこそこ詳しい。
プライベートで行くときは、ほとんど兄貴の家の近くにいて、まるで、親の実家に連れてこられた小学生のようにその周辺をうろうろしてて、夕方から、兄貴とアニリゾファミリーの皆さんとご飯食べて飲んで、それだけ。
だから、その辺りしかよく知らない。それでいいと思ってる。それが幸せだから。
それをするために行くんだから、
バリの何がいいの?
って言われたら、ものすごく説明に困る。
景色、文化、食事、もちろん簡単に言えることはいっぱいあるし、間違いなく好きな理由ではあるけど、
それが、バリが好き、の本質ではないんだ。
もっと深いところに何かがある。
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今回行って少しわかった。
一言で言うと、圧倒的な安心感だ。
治安がどうこう、とかそういう事ではない、
心の平穏だ。
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初めてバリに行ったのは、2016年。
ようちゃんが
「227とバリツアーやって兄貴の家に行こいう」、って言い出して、
そこで、潤さんも紹介されて、初めて兄貴に会えて、
だった。
僕は、なんというか、キャリアアップ的に考えてるところあって、
バリに行く、ということにはあんまりテンション上がっていなかった。
海外にライブツアーに行く、兄貴に会う、
それが一番の狙いというか、、、バリ、はそのための場所、という意識しかあんまりなかっただよね、すいません。
デンパサールについて、空港から外に出て、
バリの夜の外気に触れて、皮膚から染み入るような親和性というか、そんなものを感じて、
昔、子供の頃に親父の実家の山形に行った時のような気持ちになった。
バスに乗って、夜のデンパサールからクタへの道のり、車窓から、大きなお店のネオン、小さな民家の明かりや、個人でやっていると思われる商店、そんな風景、明らかに生まれて初めて観る街の風景が、なんだか涙が出るほど愛おしく、周りと話をすることもできなくなって、食事会場まで窓に張り付いてずっと観ていた。
以来、年2回、バリに行ってた、
一回は、227とのライブツアーで、
一回は、プライベートで兄貴に会いに、そして兄貴の街でブラブラするだけを目的に。
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今でも、バスに乗ると、窓からの風景をずっと観る。
僕にとってのバリのメインイベントの一つ。
いつか、ゆっくり時間とって、
レンタカーでも借りて、
好きなところで止まって、好きな場所で降りて、
そんな気ままなバリ旅をしてみたいな、
で、、今回、、なんか、なんでバリがこんなに好きなのか
わかって来た気がするのね。
バリにいて、ぼーっとしていると、
バリにいる
という事、意外を感じなくなる。
ここ数年の体調不良でたくさんの心配事の中で生きてたんだな、
ってすごく思った。
バリにいます
それだけしか思わなくなる。
というか実質、何も考えてなくなる。
風景に溶け込むというのはそういうことなのだなと思った。
一種の瞑想状態に近いのかもしれない。
風景を見て、文化を見て、
うわー、綺麗だな、すごいな、
ではなくて、、、
バリだ。
それだけで、妙な高揚感とかも実はなくて、、
僕はバリにいます
それだけになっていく。
うーん、、、これ、何言ってんだかわかんないよね、きっと。