自分で言うのもこそばゆいけれど、以前から、ライブでのトークには定評があった。
吉本より面白い、とか、ライブ後に感想を言われたりする事もよくあったし。

「笑って泣いて」

と、笑ってを先につけられることが多かった。

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昨年4月に「お話と生弾き語りの会」を始めてから、さらにトーク術に関して言われるようになった。
 

話し方の教室とかをやればいいのに、
企業研修とかでも、コミュニケーション能力のセミナーとかできると思う。
なんて事をよく言われるようになった。


正直に言えば、最近は、少し、自分の話術に自信を持つようになった。
でも、僕はメソッドを持って話していないものだから、人様に教える、という自信は全くない。
話すこと、はある程度決めていても、大筋を決めてるだけで、あとは思いつきだし、
だから、きちんと台本を作ってやっていない。
話しながら、その都度その都度、対応しているだけなのです。 
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ただ・・・。

ライブ活動を始めた頃から、トークに関してはとても重要視していた。
僕が行ったライブでは、美形のスタイルのいいそういう売りを持っているミュージシャンがやってるライブでない限り、息の長いミュージシャンは、やはりトークが面白い人が多い。
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海外アーティストでも、ビリー・ジョエルなんか、モーレツにトークが面白い。
彼はモノマネがめちゃめちゃ上手くて、本当に「芸」の域に達していて、ライブ後に、
素晴らしかった感動した、に混ざって3割くらい「面白かった」と言う気持ちが残った。
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そして、それは、ピアノマンや、アレンタウン、の感動と共に、
We did't start the fire や、Still rock and roll to me の興奮と共に、
ジミヘンのピアノでやるモノマネ、レイ・チャールズにあった時のモノマネ、
3人の元奥さんに詰め寄られた話、会話の中でのちょっとしたユーモアの楽しさ、スクリーンでしか見えないけれど、そう言う時のちょっとニヒルな笑顔が、今もものすごく大きな印象になって残ってる。
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だからライブを始めた時、トーク、の重要性、はものすごく大きなプレッシャーだった。
どうやって勉強したら、どうやって訓練したらいいものなのか、が、全然わからなかったから、自分なりに色々苦労したつもりがある。
ライブを始めた頃から、トーク面白い、とは言われてたけど、どうやって磨きをかけたらいいのだろう、、、ってすごく考えてた。

日本に来て活動し始めた頃、暇があるといつもYOUTUBEでお笑いを見ていた。
ひな壇芸人の、レスポンスの速さ、目の付け所、頭の回転の方向、そう言うものを少しでも取り入れたいと思った。
お笑いを見てるのに、なんかすごい真剣だった。
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TEDもめちゃめちゃたくさん見た。
TEDに出てくる人って、大抵、やっぱり笑いをとるんだよね。
それ見ていて思うのが、笑いをとる、って言うのは、お客さんを味方につける事なんです。くすくすと、時にはワハハ、と、笑ってもらえる何かを提供したことに対して、お客さんは、必ず、親近感を感じてくれて、そして、それを壇上に返してくれる。
 
そうやって、場の一体感が出来上がってくる。
笑いをとる、って言うのはそういう事なんだろうと思う。
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だから、逆に、一人、二人、と、何の反応も示さない人がいると、怖い。
でも、ここで重要なのは、そう言う反応の人が、つまらない、
と思っているとは限らない、って事なんです。
   

事実、そういう人が、終わってから、
「よかったです、面白かったです」
なんて言って、CD買って言ってくれたりする事は非常に多い。
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本当につまらないと思っている人もいるだろうけれど、
それはね、さすがにそこまで責任持てない。

    
世の中には、ビートルズの有名曲を少しもいいと思わない人もいれば、
僕が大好きな「錦鯉」の漫才を、ものすごくつまらないと思う人もいるし、

大ヒットしたみんなが大好きな映画を僕がどうにも嫌いだったりすることだってあるんだから。
 

笑わってもらうこと、ばかり書いたけど、なんとなく僕の中で、どこかで、
笑わってもらう、が、最上級な様に思ったりするんです。
    
  
感動する話、泣ける話、それはもちろん日々、抑えなければいけない感情などを、解放するために大切な尊いものだし、僕も大好きだけど。
僕は何より笑っている人を見るのが一番好きだから、僕はそれでいいや、って思うのです。それに、僕には歌があるから。
   
   
5月29日 銀座てらす
お話と生弾き語りの会、です。
 

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5月29日(水) 

 銀座てらす 「お話と生弾き語りの会」    

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開場18:00

開演18:30

¥4000    

銀座てらす  

東京都中央区銀座1-20-11銀座120ビル4F 

(最寄り駅・東銀座 銀座一丁目)
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