昨日の、銀座てらす「お話と生弾き語りの会」
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毎度の満席で、おいでいただいた皆さま、ありがとうございます。
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で、、ご参加の皆さんには、終演後にお話をしましたが、
昨日は僕にとって、記念すべき日。でした。
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僕の年代の男性であれば、ミラーマン、をご存知だと思うんです。
1971年、僕が5歳になった12月から放映された円谷プロのヒーロー番組です。 

 

 
インベーダー、と言う言葉が一般的になったのも、インベーダーゲームの前に、ミラーマンからだったのではないかと僕は思っています。

誰もが知っているウルトラマンシリーズと比べると、ややマニアックなのだろうと思います。
僕は、何かとマニアックな方に行ってしまうもので、ミラーマンが大好きでした。
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放映が始まった時に、僕は5歳と3ヶ月。
テレビ番組の記憶をちゃんと覚えていられるようになった年齢だと思うんです。
 
ミラーマンには、御手洗朝子、と言うヒロインが出ていました。
すらっと背が高く、抜群のプロポーションでいつもミニスカートはいていて、
本当に素敵だった。


5歳の男の子が、生まれて初めて、女性、を意識したのが、朝子さんだったのです。
だいぶ、朝子さん目当て、でミラーマンを見ていたこと、は、僕の母もきっと覚えているはず。
いわば、初恋の人、なんですね。

でも、テレビの中の人、と言う意識がすごくあった。
どこかで、ミラーマン、と言う世界の中の人なのだ、と言う意識が大きすぎて、
朝子さんは、役者さん扮している人物で、役者さんはこの世に実在する人間である、
と言う感覚が理解できないでいたんですね。

だから、朝子さんは、あくまでもミラーマンの中だけの存在で、僕の中では、銀河鉄道999のメーテルとか、そんなふうな存在だったわけです。そうやって5歳だった僕は、57歳になっていったわけです。


      
4月25日の、お話と生弾き語りの会に、ある方からお申し込みがあった。
存じ上げない方だったのだけど、いつもボランティアスタッフみたいにいてくれる銀座てらすガールズと仲良しだとおっしゃる。
なので、ガールズのヒロちゃんに、そういうお申し込みがあったよ、、って話したら、ヒロちゃんから、、
  

   
「あ、サミイさんの年齢だとわかると思うけど、あの方は、ミラーマンのヒロインですよ」
  
 
えええええええええ、ってなりました。
で、失礼ながら、ネットで調べさせていただいて、間違いなく、

 

ミラーマン 御手洗朝子役、澤井孝子さん、

衝撃でした、
当たり前のことなのに、実在した、、っていう、もうそれは、メーテル実在した、みたいな衝撃なのよ。
それだけでもすごい事なのに、お申し込みをいただいている。
つまり、もう、僕は、すでに朝子さんとメッセージのやり取りをしちゃってるわけです。

うひゃー、、ってなって、、、
で、実は澤井さんは、ご著書を出版されていて、、

 

 


もう、早速入手して、、
読ませていただいて、とても素晴らしい本で、、
読んだら、装丁の写真に泣けて、
僕の中で、少しずつ、朝子さんが、現実の世界に滲み出してくるような、
そんな感覚でした。

そして、昨日、とうとう、憧れの朝子さん、澤井孝子さんにお会いする事ができたのです。


ミラーマン放映開始から、50年以上、5歳だった僕が57歳です。
でも、朝子さんは、紛れもなく、あの、朝子さんだったのです。
  

  
持参した書籍にもサインをいただいて、


CDもお買い上げくださって、烏滸がましく、サインをさせていただいて、
夢のようでした。
 
人生、って、すごいことが起こるんだよなぁ、、、って、改めて思いました。