珍しく、日本橋へ。
    
日本橋高島屋で奥さんの高校時代からの友人の描いた絵が展示されているのが5月6日まで。
  
昨日はちょっと銀座に用事があったんで、うっかり期間がギリギリになってしまう前に、早めに観に行こうと言うことで、高島屋8階ホールで開催されているので
  
「文化勲章 三代の系譜 上村松園・松篁・淳之」へ。
 

 

女性で初めて文化勲章を受賞した画家、上村松園(うえむらしょうえん)。
息子、松篁(しょうこう)  孫、淳之(あつし)
 
3代続けて文化勲章の系譜、をみる美術展です。
   
うち、上村松園の、代表作のようにも言われる、

 
焔 

と言う幽霊画が、東京国立博物館の所蔵なのですが、これが、出展されておらず、

この絵の下絵、が、出展されていた。
そして、この下絵の横に、この美術展で唯一の、模写、が展示されているのです。

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これは、東京国立博物館の実物の写真。
今回の美術展、全て写真撮影禁止なので、友人の模写の写真は撮れずです。


上村松園 焔 について、は、東京国立博物館のサイトにて。





上村松園は京都人です。
ちきりや、と言う有名なお茶屋さんの娘として生まれた人です。

 

   
だから、京都に生まれ、京都で育ち、京都で日本画を学んでいた奥さんにとっては、この美術展にある絵の全てを、何度も画集で見て、実物を見に行って、憧れて参考にして、と言う、絵ばかり、どれも懐かしい絵なのです。
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だから、京都に生まれ、京都で育ち、京都で日本画を学んでいた奥さんにとっては、この美術展にある絵の全てを、何度も画集で見て、実物を見に行って、憧れて参考にして、と言う、絵ばかり、どれも懐かしい絵なのです。  ㅤ

一緒に画塾に通い、今も仲のいい友人が、そう言った絵の中でも、近代日本画芸術を代表する一枚とされる作品の模写を描き、本人の系譜を辿る美術展に展示されている。
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一緒に絵を志した時代がある友人として、やはり誇らしいのだろうと思います。
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僕らの目当ては、この一枚、ではあったけれど、美術展自体、本当に素晴らしい展覧会でした。
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特に僕の場合は、奥さんの解説付きなんで、、
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こう言うところをこんなふうに正確に描くのがめちゃめちゃ難しい、こっち側にこう言う部分があるから、先に描かないと色が出ないので。
 
この類の絵の具はめちゃめちゃ高価なので、相当なお金持ちの画家じゃないと使えない。
  
絹本(けんぽん)に描く絵は、裏から色を入れないと行けない部分があったり、紙に描くのとは違う面倒が色々ある
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100年も経って、稜線でこんな発色をしているのは、絵の具の質、以前に技術ありき、

この淳之さんは、鳥の絵が多いけど、研究のために鳥をいっぱい飼ってる。なんて話があったけど、ほんとかなぁ。ㅤ
  
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そんな話を聴きながらなんで、めちゃめちゃ面白いのです。


「文化勲章 三代の系譜 上村松園・松篁・淳之」は、
日本橋高島屋S.C 8階ホール で
5月6日までやってますので、興味のある方、ぜひ。