正月三が日が過ぎたら、カニグラタンなのです。

毎年の恒例です。

で、、、、

グラタンといえば、ホワイトソースに具材と玉ねぎとマカロニ、
そしてチーズをかけて焼いて、、、、

という、感じ、ですわさ、、

だが・・・・


なんかね、どうも僕は、昨年あたりから、

何かがちがう、、、

と思い始めたんです。
自分の作っているグラタンが、決して不満があるわけではないのだけど・・・
なにか、どこか・・・
子供のころにレストランで食べたグラタンと、ちょと違う、、

で、昨年のある日、、

みんな大好き、土井善晴先生


が、、、

グラタンは、ホワイトソースの美味しさをいただくものだから、
チーズはかけない。
   
みたいな事をお話になっている記述を見つけたんですね。


で、、やってみたらおいしかった。
あ、、これ、こどものころに食べたやつに近い、って思った。
子供の頃に好きだったグラタンは、もしかしたら、チーズはかかっていなかったんじゃないだろうか・・・

チーズをかけると、チーズの少しの酸味、がややホワイトソースを邪魔するような気がする。
でも、チーズをたっぷりかけたやつも好きです。
酸味がやや邪魔をしても、それを補ってあまりあるチーズの良さがある。

つまり、どっちもよし。


これは去年のカニグラタン。
以前は、爪をだしたり、上にカニを載せたり、
もっとカニルックスを強調してたけど、
最近はやめた。
質実剛健です、

ちなみに、去年は1月7日でした。

    

そして、今年のカニグラタン。
チーズなし、そして、パン粉を振ろうか迷ったけど、
やめて、
   

  
ほんとに、カニと、カニ%玉ねぎ出汁のホワイトソースのみ
カニ以外一才の具材なし。


狙ったのは、上においたカニが、やけて水分が飛んで
やや、焼きカニ、的になる事。


うーん、お見事。
実は間違いない、カニグラタン。

正真正銘「蟹だけ」グラタン、になりました。

塩味もぎりぎり。 弱過ぎず、まったくしょっぱさはなく、
蟹自体に含まれる塩味もちゃんとわかる程度。


グラタンは、ホワイトソース作るの大変だけど、
バターと小麦粉を、よく焼いたクッキーのような匂いがするまでしっかり焼いて、

牛乳を少しずつ加えながら。しっかり練ありあげて作ってあげると、
ほんとうにホワイトソースだけで美味しい。
結構大変なので、僕はグラタンこそ、男料理、だと思ってる。
  
レンジでチン、とか、時短レシピ、とかでは絶対にできない風味に仕上がります。
  
今年も、美味しいカニグラタンで仕事始めを迎えられました。
   

  
カニは、実はいつも「しんや」が年末におくってくれる。
しんや、今年もいい正月をありがとう!!