まず、この写真。

  
僕の家の最寄駅のホームから見える、スーパーの駐車場なんだけど、、

この矢印のところ、、、
拡大するとこう


   
「カラス侵入禁止」

   
で、ちょいちょい、、これを見て、

「あれ、、カラスにむけて出してるのかな・・(笑」
「カラス、日本語読めないし(笑)」
   

  
と、言う会話をしている人を見かける。
まあ、そりゃそうだよね。
普通に考えれば。

 

で、この話はまたあとにして、、、

    

僕の実家の横には林があった。
今は、もう、養護施設になっていて、無くなっちゃったけど
子供の頃は僕の遊び場だった。
   
 
小学校4年生くらいだったと思うのだが、、、
木に絡んでいたツルに足が絡まって動けなくなっているカラスを見つけた。
多少、高い場所にいたので、僕は家から脚立とハサミを持ってきて、
鶴を切って助けてやった。
     
こちらは、助けるつもり、と思っているいるけれど、
ハサミも持っているわけで、カラスは警戒して攻撃してくるかもしれない、
と思って、手には厚手のゴム手袋、そして、一応攻撃してきた場合も予測しつつ、
恐る恐る手をかけると、意外にもカラスは、
   
「ああ、、お手数かけて、どうもすいませんねぇ・・・」
    
と言った面持ちで、、とてもおとなしくしていて、
割と簡単にツルも切れて、足が自由になったカラスは、特に礼を言うこともなく、そそくさと飛び立っていった。
   

  
翌日、下校中にカラスが飛んできて、僕の前の地面に降り立った。
カラスだから真っ黒なので、それが昨日のカラスだと判別はできなかったけれど、
多分そうだな、と思った。

ゴム手袋もしていないし、さすがに触る気にもならず、とりあえず放置していたのだけど、
家の近くに車で、ときどき飛び立っては戻ってきて、僕の近くを歩いていた。
  
それから、時々、そう言うことがあった。
同じカラスであるという、確証はない。
ただ、大きさとか、突然そう言うことが起こり始めたことから考えて、
僕が助けたあのカラスである、渡韓なえる方が自然だと思う。
          

  
助けたカラスがお礼の品を置いていく、
なんて話がよくあるけれど、特にそう言うことはなく、
ただ、歩いているところに飛んできて、まわりをうろちょろして、

なんとなく、コミュニケーションをとってきたりする。

まわりをうろちょろ、は、遠巻き、ではなく、ほんとうに1m以内くらいをちょろちょろするから、ふんずけないように気になるくらい。


軽く話しかけると、どうも、話しかけられていることも理解してるような仕草をするし、
ときどき軽く鳴く。

しばらくすると何かを納得したように去っていく、
        
それだけなんだけど、なんとなく、カラスに存在を覚えられている感じが、少年ユウサミイとしては、ちょっとばかり自慢なように思えていた。
      
そして、それはしばらく続いて、
いつのまにか、来なくなって、どこかで死んじゃったのかなぁ、、と思っていた。

だから、僕は今も、カラスにあまり不吉なイメージとか持てない。
     

  

  

 

実は、カラスは人間の顔を5年近く覚えていられるらしい。
  



さて、話を戻す。
   

   
「カラス侵入禁止」

 

という張り紙は、当然ながら、カラスにむけて出してるわけじゃないそうだ。
    
「カラス侵入禁止」 の張り紙をみると、人は、その場所や、空、その近辺にカラスを探すそうだ。
その

「張り紙を見たまわりの人間の様子」が、カラスにとって不快であり、また、周りからみても人間がこの張り紙を意識していることを、カラスは察知するんだそうだ。
なので、実は、「カラス侵入禁止」の張り紙は本当に効果があるものなのだそうです。


ただね、、、、
  
それ以前に、これ、カラス進入できるのかな?・・・・