「通常のライブはもうやらないのですか？」
「完全復活したと思っていたのですが、大丈夫でしょうか？」
「なぜ『お話と生弾き語りの会』ばかりになってしまったのですか？」
と言うご質問を何件かいただきました。ご心配もうしわけありません。
各所で少しずつ書いてはいるのですが、毎日必ずブログを読んでいただけるわけでなくて当たり前ですから、事情がわからない、という方が多いと思います。
まとめて、ご説明したいと思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
実は、
今現在でも、１時間までのライブなら、普通にできます
ざっくりと事情をお話しすれば、
喘息のため、長時間歌い続ける事が、現在、困難になっている。
と言う事です。
1時間を超えたあたりから、もう気道の入り口が過敏になり、炎症っぽく塞がり始めます。
そうなると、元々過剰に出ている粘液がより多く分泌されるようになって、
その辺りで溜まり始めます。
こうなると、もう、歌をコントロールする事自体が極めて難しくなります。
「ハンドクリームを塗ってテニスをする」ような状態です。
その状態までくると、もう、その後、３日間くらいは声がだせません。
８月１８日の、奇跡のようなライブを最後に、
今は一旦、過剰に喘息を刺激するフルのワンマンライブは、お休みする事にしました。
その代替策として、
「お話と生弾き語りの会」
を作りました。
東京で４回、名古屋で１回、計5回やってみて、
非常に手応えが大きく、評判もすこぶるよいのです。
しかも、フルのワンマンライブと比べて、はるかに気道の負担が軽い。
３、４日、続けてやっても大丈夫だな、、と思えるくらいです。
しばらくの間、これをメインにやっていこう、と思いますし、
これはこれで、一つのコンテンツとして育てていきたいと思います。
喘息の改善に努め、
そして、気道に大きな負担をかけない歌い方を開発し、
いずれ、通常のワンマンライブは復活させたいと思っています。
お待ちくださっている皆さんには大変心苦しく思いますが、
どうぞ、ご理解のほど、よろしくお願いします。
サミイ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これ以降は、
より詳しい経緯を知りたい方だけ
お読みください。
2021年の暮れに、右目に問題を起こしました。
若いときにバイクで交通事故をした後遺症でした。
すぐに手術ができない事情もあり、2ヶ月まって
2022年、２月、４月と、二回の手術をしました。
その間、顔に振動を与えられないため、
歌の練習もできない状態になり、
回復して、練習を始めて時には、ストレスからか、
いわゆる局所性ジストニアと言われる症状で声がでなくなりました。
ただ、さほど重い症状ではなく、１ヶ月ほどのトレーニングで回復、
６月の後半には、完全に復活する事ができたと思っていました。
（６月の京都でのイベント）
その後、７月１１日にコロナを発症しました。
たいした症状ではない、と思っていましたら、
なかなか治らず、気管支炎の症状が長く続き、
ひどく気道が苦しくなり、最終的に血の塊を吐き、
結核を疑われましたが、検査の結果、大丈夫でした。
ですが、それが原因で
喘息を発症してしまいました。
その後、喘息と、コロナの後遺症を抱えつつ、
いろいろトレーニングもし、
2022年の年末には、1時間程度のライブは復活できるようになり、
年末には、ミスチルの桜井和寿さん、GAKU-MCさんのユニット
「ウカスカジー」
との３夜連続コラボライブなどもこなせるようになりました。
そして、今年から、フルライブを復活するべく、
喘息でも今までと同じ声で歌える方法を模索し、
仕事は休養し、徹底的なトレーニングを経て、
２月鹿児島、３月大阪、名古屋、
とワンマンライブを復活させ、
その後、もう１ヶ月休んで、５月14日に、東京で、
完全復活宣言ライブ、をいたしました。
しかしながら、この後、後遺症は悪化し、
編み出した歌い方は、残念ながら喘息で荒れている気道に負担が大きく、
より慢性的に、気道の入り口を炎症をおこししまうようになりました。
５月の完全復活宣言ライブの際には決まっていた、石垣島ライブ。
ここまでは絶対にがんばると、決めて、
それで、途中で歌えなくなったら、
誠心誠意お客さんに謝罪して、引退しよう、くらいに考え始めていました。
そして、石垣島ライブは、
台風もギリギリで回避し、奇跡のようなライブになり、
一旦、ワンマンライブは休憩し、すこし違う歌い方になって帰ってくる、
という宣言をいたしました。
喘息だけでなく、後遺症はいまだに残っています。
日々、体調を見ながらの生活になっているので、
ライブや用事を控えて喘息や後遺症の調子が悪くなると、本当にストレスが大きい。
正直、それに疲れてしまった感じもあります。
円形ハゲもできました、あんなにふさふさだった前髪も、ずいぶん薄くなりました。
年もあるだろうけど（笑）でも、こんなに急激に薄くなるとは。
それそろヘアスタイルも帰るべき頃かな。
むやみな足掻きはしたくないので。
お話と生弾き語りの会、は、６曲なので、多少喘息の状態、体調の不安、があっても、
よほどでなければ問題なくできるんです。
来年の石垣島、までに、新しい歌い方を完全に作り上げたいと思っています。
せめて、単発でときどきはフルの通常ライブができるところまで、復活したい。
それまで、お話と生弾き語りの会、を、そだてながら、メインでやっていこうと思います。どうぞ、ご理解よろしくお願いします。