ウクライナ侵攻を舞台にした、

グループシアター、

「WILDEST DREAM ウクライナで見た夕陽」

の公演中、トークショーで、出演してくれた

シリアから避難してきて、日本にで生活している、

   
アナス

の話は本当に衝撃だった。


話したいことを台本のように書いてきたが、
舞台を見て、本当に感動して、今、書いてきたことよりも、
話したい、と思うことがある。

と、

通訳として来てくれた国連UNHCR協会の松田陽子さんの助けも時々借りつつ、

その場で、彼の思いを、かなり流暢なしっかりした日本語で、
話してくれました。
       

   
それは、もう、今、そこに集まった日本人に伝えたいこと、
日本に来て、まず、なんて平和な国なんだと思った
と言う、まるで宝物を語る様な口調が忘れられない。
   

そして、一番衝撃だったことが、、

内紛が起こった時、
どこかで「嬉しかった」という衝撃の発言。

それまで、北朝鮮のように、言動を監視され、
国の悪口を言えばすぐにしょっぴかれ、、
   
そうやって、静かに虐げられ続けて、
内紛が起こったことで、もう、本当の事を言ってもいい状態になった、と。
あまりにも大きな代償を払ってではあるけれど、
初めて発言の自由、が生まれたから。
     
   

   
日本に生まれて、日本で育って、オーストラリアで19年近く過ごして帰ってきて、
そうやって生きてきた、僕にとって、
   
そしてほとんどの日本人にとって、
    
平和は当たり前になっていて、
 
それを守る、なんて意識すら薄くなっていて、
実は、それは、

少しも当たり前ではない、ものすごい幸運な事なんだ、
って、
       
そうではなかった子供時代を過ごして、
命からがら日本にやってきたアナスは淡々と切々と語る言葉に、
絶句するしかなかった。



4日前に、たけちゃん、武田勝彦がだしてくれた、
僕との対談動画、にも、その話は出てきます。
   

   
10分程度の動画なので、ぜひ。