80年代初頭、一斉を風靡したパンクバンド「アナーキー」
いろんな事件があったのだけど、そういうバックグラウンドをモデルに、アナーキーのギタリスト
藤沼伸一さんがメガホンをとって制作された映画
「GOLDFISH」
主演の永瀬正敏さんが、ポスターでも分かる通り、モーレツにかっこいいし、
北村有起哉さん、渋川清彦さん、も出てる上に、
「怒髪天」の増子直純さんや、PANTAさん、そして、、、なんと、
町田町蔵、いや、今は芥川賞作家の町田康さん、と言った方がどおりがいいな。
そんなキャスト、となったら、パンクスではないけれど、一応当時のパンクもよく聴いていたこれは観ないと、、
って事で観てきたわけです。
いやー、、、やられました。
やられましたよ。
僕はあんまり映画の情報を入れずに観に行きたい人間なもので、
内容はほとんどしらないで行ってる。
ただ、どうしても入ってきてしまう情報から、まあ、大方の予想はついていたんだけどね。
アナーキー知ってる人なら誰でもわかるイメージだし。
でも、、、、のイメージはまああってるんだけど、、、
観た印象は正直だいぶ違ってた。
たぶん、制作側の意図とは全然ちがうところを汲んじゃった感じかもしれないんだけど、
もう、有森也実さんが、
北村有起哉さんの怪演があってこそ、の事ではあるのだけど、
有森也美実んが、もう、ものすごいの。
すさまじい。
演技でたまにゾッとするほどすさまじい、って思う事あるけど、
それ。
失礼ながら僕は、有名だからお名前を知っているっていう程度にしか有森也実さんを知らなかったけれど、、
有森也実って、、、、こんなすごい役者だったんだ、、
って思った。
永瀬正敏、渋川清彦、北村有起哉、に混じって
一番えぐっってくるのが有森也美
という、なんだかもう、それ観るだけでも価値があるでしょ、って言うものすごいものだった。
もう、みんな愛おしい。
渋川さんなんか、もう、抱きしめてあげたい。
いやだろうけど、、、(笑)
それは、自分の生き方にすこし通じるものがあったり、
特に、僕にとっては、この一年間の、
説明できない事、
わかってもらえない事、
わかってもらいたくない事、
言われたくない事、
許すしかない事、許せない事、
諦めた事、諦められなかった事、
いろんなものが混ざって、
途中から、ずっとじんわり涙、っていう状態でした。
シモキタエキマエシネマ K2
5月5日が、永瀬正敏さんと藤沼伸一監督の舞台挨拶で、、
本音を言えばそちらに行きたかったけど、僕は仕事があって最初から断念。
でも、そもそもチケット即完で手に入らなかったっぽいよ。
まあ、そうだよね。
で、昨日は、藤沼監督と、脚本の港岳彦さんの舞台挨拶。
藤沼監督、っていうか、、僕にしてみれば、いくつになっても、
アナーキーの藤沼シンイチ、だよね・・・
港さんのトークもめちゃめちゃ面白くて、
楽しかったです。
シモキタエキマエシネマ K2
今日は、舞台挨拶、有森さんなんだよね、、、
もちろん完売。
まあ、、今日はどっちにしろいけないんだけど。
昨日は、家に帰ってカレーを食べ(観た人にしかわからない)
PANTA & HALを聴きました。
(アナーキーじゃ、ねえんだ・・・・)
叩き割ったビール瓶握り締めて♪!