お寿司が大好きでした。
コロナ後の体調が酷かった去年、ひとつ、気づいた事があって、、
「なまもの、は、体調が悪いと食べる気がしない」
去年、ふと気がつくと、全然お寿司を食べたいと思っていなかった。
以前は、ちょっと食べなければ、
ああ、、寿司食べたいなぁ、、、って思ったものなのに。
年明けてすぐ友人に、新年会って事で家で寿司職人にきてもらってパーティーをするから、
と誘われ、
「その時、うわー、久しぶりに寿司食べたいなぁ、、、」
って思って喜び勇んで行って、
素晴らしい職人の方に、友人の自宅で握ってもらった寿司は、
本当に美味しかった。
久しぶりの寿司、というのもあって、
もう、めちゃめちゃ美味しくて、
やっぱり、寿司っていいなぁ、、と、
体調もだいぶ戻ったし、これからまた寿司も普通に食べたい、
って思っていた。
ところが、、、
それから、しばらくして、今、またあまり寿司を食べたいと思わないんですね。
刺身の盛り合わせ、とかに関しては、
苦手、、、と思うほどなのです。
僕は、もともと「刺身」ってほとんど食べない人間で、
ご飯、それも酢飯がついてないとなぁ、、ってタイプではあったけれど、
それでも、嫌いだったわけではない。
ただ、できればご飯がついている、というか、寿司の方が、、、、
という感じんだった。
今はもう、刺身が苦手、という感じになっている。
いつも行ってたお寿司屋さん。
江戸前の、小ぶりな握りで、厳選したネタがいつも最高で、
僕の好みとかもいろいろわかっていてくれて、
行ったら、とりあえず一渡り、注文もしない。
まだ若い大将の出してくれるままに食べるのが、楽しいから。
で、今日はここまで、ってなったら、あとは、美味しかったのをおかわりしたり、
別のもの注文したり、、、
僕は、ひかりものが好きで、
ナマサバとか、
あじと、イワシ、一緒に出してもらったり、
友人の間でも、サミイはひかりものが好き、って、結構みんな知ってた。
ウニなんかも、二ついっぺんに出してもらったりして食べてた
どれも、今、、あまり食べたいと思えなくなっているのです。
だから、癌をすこし疑ったりした。
よく、癌で食の好みが変わったりする、っていうでしょ。
肺、大腸、胃、と検査して、
胃に関しては、まだ、検査時に先生が、
「見た感じなんにもないと思うけどね」
と言ってるだけで、まだ、完全に検査結果が出たわけではないにしろ、
肺も、大腸も、結果でクリアー。
胃もまあ問題ないでしょって思ってる。
コロナの後遺症のひとつなんだろうか、って思うんだけど、、、
寿司にほとんど食欲わかなくなってしまった、
刺身に関しては、苦手、というレベルになってる。
ってのは、だいぶ寂しいな、って、思います。
なんでだろう、年明けの友人宅の新年会ではあんなにおいしいと思ったのに。
僕は、若い頃、好き嫌いが全くなくて、
どんなものでも食べられる、ってのが、自慢のひとつだった。
オーストラリアで、地方のいろんなところで、その土地の独特の料理なんか出されて、
「アジア人のあなたにはこんなのは食べられるかなぁ」
って言われる事がよくあって、
One thing I love myself is I eat everything.
(自分で自分自身を好きな事の一つは、なんでもでも食べる事です。)
なんて言ってたくらい、僕に食べられないものはない、くらいのつもりでいた。
好物だったはずの寿司を、食べたい、と思わなくなった、って
やっぱり寂しいなあ、、、
まあ、それもいずれ、また食べたいと思うようになるかもしれないし、
そう思いたいです。