鹿児島に、天文館、という鹿児島一の繁華街がある。
大好きな街だ。

首都圏であう鹿児島出身の人と天文館の話になると、、
鹿児島県人より詳しい、なんて言われたりする。
日本全国大好きな街はいっぱいある。
その中でも、一番思い入れの深い街だ。


        

「天文館のリッキー」          

リッキーさんがいた、文化通り、千日通り、あたりは天文館の公式ホームページにあるマップからはほんの少し外れているのだけど、鹿児島出身者による「県外にあるカゴシマを紹介するWebメディア」KAGOMOさんの記事には

「天文館でありがちな事10選」

として文化通りが出てくるし、僕の認識では現地の人たちみんなそのあたり一帯を天文館と呼んでいるフシがあるので、細かいことはいいかな、と。
    

リッキーさんについては、もう、あまりにも多くの物語があって、
とてもとてもブログの投稿2つや4つで語りきれる事じゃない。
  
ただただ、僕の最大の理解者だった。
モーレツにおっかない顔をしているし、実際、怖いときは怖い人なのだけど、
誰よりも優しい人だった。

この画像は、先に挙げた、KAGOMOさんから、拝借した。
問題があればすぐ下げますので、お知らせくださいませ。




この画像の右の切れたところを少し歩いた先に上の画像の天文館がある。
路面電車が通っている。現地の人のなかには電車道と呼ぶ人も多い。

 

この風景が、天文館のリッキーの舞台だ。
歌の中に、この文化通り、そしてローソンも、電車道も出てくる。


いろんな思いがあって、なかなか出せずにいた天文館のリッキー。
2021年12月のLPレコードに収録してから一年とちょっと。
スマホなどでも聴きやすい感じにReMIXして、、、

明日、1月31日、とうとうリリースになる。

 



鹿児島県外の人間がおこがましい話だが、ぜひとも鹿児島の人に聴いてほしい。
もちろん全国、全世界、誰にでも聴いてもらいたいけれど、
まず、鹿児島の人に聴いてほしい。
     
決してポップな、売れ線な歌ではないけれど、  
天文館に、リッキーという男がいた事、
それを何かの形で残したいのです。


    
「天文館のリッキー」   

   
電車道を渡る 
コンビニの角で立ちどまって
昨日までの毎日を一度振り返る


ほの暗く湿気った文化通りを揺れる 
立ち並ぶ酒場の灯り 

割とタイプなミニスカの呼び込み


江戸時代には天文観測所があったって洒落た歴史
縁もゆかりも無くたってここは誰にだって優しい


胸にしみる酒と美味いもんがあって
一生の兄貴がいる鹿児島 俺の心の家
   

 


天文館には行くんじゃなくて帰るんだ
おかえりって迎えてくれる場所があるんだ
おっかねぇ顔で あったかい声で
漢の生き様に会いたくて帰ってくる
    
いい事ばっかりで生きていけるわけじゃない
拭えない悔しさに拳を震わす夜もあるんだ
忘れたい事も 忘れない夢も
全部わかってて「これ食えよ」って
一皿で目が潤む
  
リッキーの兄貴聞いてくれ俺はまっすぐ生きてるか、
損得大人の事情も語らなきゃいけない歳になったけど
いつまでもきっと あなたを追いかけてゆくのでしょう

  
路面電車が停まる
それぞれの1日を乗せて
また新たにガタガタと動き出す


俺もその荷物の1つであり 

だが世界中でたった一人
あの人もそう この人もそう


すれ違う全ての人を愛しなさい 
分け隔てなくみんな抱きしめなさい
人が救われる歌を歌え お前は神の子だ 
神の声を持った男なんだ


俺はどこにだっている普通の人間だよ 
神の声なんか持っちゃいないし
毎日を足踏みしながらただ何かが起こるのを待ってる


人をうらやんでる、世をすね 妬んでいる 
逃げ場がなくなる度にあんたの顔を思い出す


だが あんたがそう言うなら俺は神の声で歌おう


伝わるか伝わらないかではなく 
伝えることを諦めない事を伝えよう


あんたが決して諦めなかった物を
伝えよう 伝えよう 伝えよう 伝えよう
伝えよう 伝えよう 伝えよう

 

   
天文館には行くんじゃなくて帰るんだ
ただいまって照れずに言える場所があるんだ
誇りたい笑顔も 埃だらけの過去も
酌み交わす 酌み交わす いつしか流れてゆく
   
リッキーの兄貴聞いてくれ、俺はカッコよく生きてるか
愛される事だけ求めて誰かを傷つけ続けていないか
いつまでもずっとあなたを追い越せないのでしょう
   
リッキーの兄貴聞いてくれ、俺は正直に生きてるか
小狡く賢く世間に巻かれて失ったものだってある
いつの日かきっと 
裸のまんまで会えるでしょう

 



    
明日1月31日 リリースです。