日本橋高島屋・本館5階で、
1月31日(火)まで「たけ」こと、河村武明さんの個展が開かれています。
たけさんは、34歳で脳梗塞で倒れ、48時間後に救出されて、一命はとりとめたものの、失語症、言語障害、聴覚障害、右手麻痺、になって、絶望の中、残った左手で絵を描き始めて、詩画家として生きている。
京都の繁華街で、発病から半年後には、退院を待たずに、路上販売をはじめ、注目を集め始め、各種メディアで取材を受けるようになり、話ができないのに、講演家になった人。
すごいよね。
絵、は、そのバックグラウンドで観るものじゃない。
でも、バックグラウンド、その人が越えてきたなにか、そこに注ぎ込んだ何かは、
本気であれば本気であるほど、
強ければ強いほど、作品に現れるものなんだろうと思う。
なにかのこだわりを持っていないから、ほんとうに画風も自由。
日本橋高島屋 本館5階、1月31日まで、
ぜひ、行ってみてほしい。
ぜひとも実物をの絵を観てほしい。
写真は所詮写真なのl。
実物をみてほしい。
そして、たけさんに会ってほしい。
障害を乗り越えた、とか、そういうものすごいエネルギーが、、、
とかではないの。
たけさんの絵に滲み出るものは、
ただ、今、そこに在ることの感謝とか、
みんなが幸せであることへの祈りとか、
シンプルに、優しい。
だから、これだけ注目され、たくさんの人に感動を与えるのだろうと思う。
僕は正直に言うと、今現在の自分の身体の状態から、復帰への力、とか、
そういうもの、たけさんに会うことで何かのヒントや力を貰えるのではないか、
という気持ちがあった。
もちろん、それはあった。
でも、そう言うことじゃないの。
たけさんにの絵を観るって言うのは、そんな小せえことじゃなくて、
何年も何年も、普通には自由の効かなくなった生活を、
自分の命を託したものに、ただただ打ち込み、そうやってたくさんのものを乗り越えたときに人間に宿る優しさみたいなもの。
それに会いに行く、ってことだったんだな。
結局は、愛。究極は愛。
この日、久しぶりの友人もきていて、高島屋閉店後、軽く飲みに行くことに、
不思議なご縁だね、それぞれ、たけさんとの出会いは全然別。
26日、僕は結婚記念日だったこともあって、
みんなにお祝いをいただきました。
奥さんとはまた別日にお祝いをするんだけど、いい記念日になりましたありがとー!!!!
なんども言うけど、ぜひとも、たけさんの絵に、
たけさん本人に、
会いに行ってほしいな。
きっとね、人間ってすごいんだよって思える絵なんだ。
今、なにかが辛い人、今、なにかを目指している人、
日常が冷たいと思う人、そんな思いを少し持って生きてる人たちにこそ、
「たけ」河村武明 の、実物の絵を観てほしい。
【笑顔になるか泣くか『たけの世界』】
日本橋高島屋 本館5階
1月25日(水)~1月31日(火)
10:00~19:30