もう、心からお薦めしたい。

「おじドル、ヤクザ」本当にいい映画でした。
      

  
映画を見るとき、僕はできるだけ前情報を入れずに観たいタイプで、
予告編を一度だけ観て、あとはもう基本あえてみない読まないようにしてた。
だから、主演の一人、ぴーちゃんこと彦坂啓介さんももとは芸人さんだし、
松田ぴろし君も芸人なので、ついつい、ゴリゴリのコメディ映画を予想してしまっていた。
   

   
ところが、コメディ要素はふんだんにあって、クスクスと可笑しいものの、
中身はなんともハートウォーミングな人間ドラマ。

観終わって、ほんのりじわっとくる。
そして、登場人物のみんなをとても好きになっている事に気づく。
    
翌日の朝になっても、どこかに、「おじドル、ヤクザ」の世界の中にいた事を思い出す。
全く違うものだけど、昭和の、例えば「傷だらけの天使」とか「探偵物語」とかのような雰囲気のある映像の中に、自分がいたようなきになる映画なのです。

あのシーンのあの中に自分がいたような気がする。
映画の中の少しでもネタバレになりそうな話をしたくないから、もう、話したい事、って言いたいけど、言えないもどかしさ。
ただただ、是非観に行ってほしい。
  
この予告編に出てくるみんなに、また会いたい、って思う映画です。
     

        
「氣志團」綾小路翔 さんの、この寸評が、観終わった今になると、ものすごくわかる。
映画を観終わってこれを読むと、この文章に現れるものが、ものすごくハートウォーミング。
もう、そうだよね!そうだよね! としか言いようがない。
ここ褒めるのもなんだかかもだけど、素晴らしい寸評。
        
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何というか愛おしさと労しさがないまぜの状態。

冷静になって思い返すと、
まともな人間が一人も登場していない事に気付きました。
寧ろ全員ヤバイ。
だからこそあのラヴリーとアグリーのカオスに繋がるのかも。
     
 綾小路 翔 (氣志團)

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大好きな昭和香る映画館、ジャック&ベティ、で観られたのもよかった。
  

     

映画が始まる前から、映画を観る、というイベントがここから始まってる感じなのです。
この映画館だからできる映画体験、も是非ともこの機会に知ってもらいたい。