昨日、久しぶりに豚の角煮を作りました。
昨日、というか正確には一昨日から。
    


豚バラブロック一本を3等分した、一つがかなり大きめの角煮です。
僕は絶対ゆで卵いれる。豚の角煮の最重要ポイントだ。
 
おでんのゆで卵が聖子ちゃんなら、
豚の角煮のゆで卵は明菜ちゃんだ。
      
   

オーストラリアにいた時代から時々作っているから、
まあ、調べることもないのだけど、ふと、
   
一般的に豚の角煮のレシピってどんなだろう
     
って思って調べてみると、結構ひとよって違うんだなぁ、、、、って思ったなぁ・・・・
米のとぎ汁も使わず、下ゆで、のお湯にそのまま味付けちゃうとか、えー、、、臭くないのかなぁ、、、
なんて思ったり。
    
僕の場合、オーストラリア時代に、豚肉の臭みをどうするか、が生活の課題だったりしたから、国産はやっぱり臭み軽いなぁ、、って思う。それでも、どうも習慣で豚肉の臭みはできるだけ消す努力をしちゃう・・・
       
まあでも、、食べ物の好み、って、ひとそれぞれ、だものね。
           
          
それに・・・・
臭さがいい、っていう食べ物、僕にもいっぱいある。
ブルーチーズだとか、パクチーだとか、こないだから時々登場してくる、サテトム、とかそれこそクセの強さがよくて、豚の角煮にしろ、多少獣臭さがあった方が、って人はいても当たり前だものね。
ラーメンなんか、僕には臭いがダメすぎて食べられない、っていう店が大人気だったりするものね。
      

          

   

ジョブチューン、という番組で、低価格のチェーン店メニューを、超一流料理人と呼ばれる人たちが審査員になって、合否を決める、というコーナーがあって、ファミリーマートの「ツナマヨおにぎり」を、審査員になった料理人が、最初食べるのを拒否して大炎上、経営するレストランにも非難中傷が殺到して大変なことになった、というのがあった。
食べるの拒否、っていうのは、いくらなんでもよくないなぁ、、とも思ったし、それを以って顔も出さずにネットで個人攻撃をする人たちも情けない。残念なことです。

            
その番組自体は僕も存在は知っていたし、ちらっと観た事もあるけど、あんまり真剣にみるようなもんでもねえなぁ、、みたいに表って、、、なんか、どっかで、バカバカしい、って思ってたんですね。
値段がまず違うものを、そうやって比べて何が面白いんだろうなぁ、、、って。
     
大衆チェーン店にはその良さがある。
うるさい人は気に入ら員のだろうけど、僕はれっきとした日本の文化だと思う。
大好きな店もいっぱいある。
     
一流店もやはり素晴らしい。
高い値段払っても圧倒的な満足感とかね、、やっぱり低価格では味わえないものがあるもんだ。

それを、一流店料理人を上、大衆チェーンを下
みたいに、味判定するとか、、、ぶっちゃけ「けしからん」くらいに思ってた。
  

で、、、  

先入観、ってのいけないものですね、
で、、昨日、豚の角煮で、ネエさんにもらったノンアルビールテレビつけたらたまたまやてって、しかも吉野家、愛する吉野家だったし、かつやも時々無性に手軽にカツ丼が食べたいって時に行くから、観てみることにした。


なんかね、、すごい真剣なのね。
吉野家の人たちも、かつやの人たちも、すごい真剣にやってて、なんか緊張感あるわけです。
        
    
でね、一流料理人の人たち、ってのが、実に真摯に審査をしてるのね、、
それも「低価格、大量生産、の中でできる事」をきちんと踏まえた上で、自分の流儀から見て間違っていると思うことはないか、を検証した上で審査してる。
で、限られた予算の中での努力に感服したり、勉強になりました、と讃えたり、

えーーーー、なんか、わりといい感じじゃん、、、

なんて、思ってしまいました。



人生半分、吉野家で生きてきた、っていう、社内丼コンテストの女性グランプリ、だという、店長さんがきて、全員の分の牛丼を作る。それを、このライブ感が!! って楽しそうにみる一流料理人たち、

なんか、一流も大衆チェーンも、別の枠の中ではあっても、美味しい物を提供してお客さんを楽しませたい、って気持ち、では、やっぱり同じカテゴリーの人たちなんだなぁと、妙に感動。
牛丼の評価として、

「この一杯が、今ままでどれだけの人を幸せにしてきたか、、と思う」
 
というある審査員の言葉に、
       
高校生になって、バンドの先輩に連れられて初めて吉野家の牛丼を食べた時の感動とか、
大学の時、実家に時々もどると、よく、同級生のうめちゃんがいる吉野家に夜中に食べに行った事、
2001年、5年半ぶりに帰ってきた日本で、ずっと楽しみしてきた吉野家で食べた牛丼で、急に、「俺は本当によくがんばってきた」って一瞬涙がでそうになった事とか、すごい思いだした。



牛丼、の審査で満場一致で合格、となって、涙する女性店長、
スタッフのやってることを認めてもらえたと、いつも一生懸命やってくれる現場スタッフに改めて感謝と涙を流し声を詰まらせる社長、

なんかね、ほんとに感動しちゃった。
  

合格、不合格、という言い方にはやっぱりなんだか、僕はいい気持ちしないけれど、、
でも、けしからん、と目くじら立てるような番組ではないな、、って思いました。
   
   
牛丼食べにいきたいなぁ、、、

吉野家に思い入れがありすぎて、あんまり書かなかったけど、かつやも好きよ。
あの値段で、すごい事だと思う。