今日は、まず、、、この歌を出しておきたいのです。
 

ビリー・ジョエル /  グッドナイトサイゴン

 

 

 

今、時間がないので、

夕方に、この歌の和訳を出します。

この歌のすごさ、を、知ってほしい。

 

予備知識が必要だったり、

比喩表現が難しかったり、そのままの訳では意味をなさない部分もある、

細かい部分では、ネイティブでも、人によって受け取り方が違う、

そういう歌詞なのです。

   

オーストラリア人の、兄貴のようなやつだった、DJのサムと一緒に、深掘りして考えた思い出のある歌詞です。

 

どっちにしろ、一つのブログ記事としては長くなりすぎる。

だから和訳は、夕方、家に帰ってからまただします。

  

      

1988年に、初めてオーストラリアに渡り、いろいろ回って3ヶ月後くらいに、ゴールゴドコーストで、一箇所に落ち着こうと考えた。初めてのシェアハウスは、サムとベリンダ、というラトビア系オーストラリア人のカップルが借りていた、ゴールドコーストのフロリダガーデンズという住宅地にある大きな一軒家だった。

本当にたくさんの思い出を作ってもらった大事な家。

サムはコンラッドカジノの最上階にあった「フォーチュンズ」というクラブでDJをしてて、ベリンダはツアーガイドで日本語が、ペラペラだった。
 
クラブDJだからサムは日中家にいる。面倒見のいい、ヘラヘラしてるけど、あんがい頼り甲斐のある兄貴みたいなやつで、いつも、屈むと半ケツになっちゃうズボンを履いてた。サムは、ラトビア系なので、ちょっとロシアっぽい苗字だったんで、僕は、よく、
影で「ケツデポフ」と呼んでいた。
   
ある日、僕が、ビリー・ジョエルの「グッドナイトサイゴン」をギターを弾きながら歌っていると、サムが、

「すごいじゃないか、お前の歌、一字一句ちゃんと英語で聴こえる、意味もちゃんと聴き取れるぞ!!発音よくなったなぁ、、、」

と言ってくれた。

実は、その頃、この「グッドナイトサイゴン」の歌詞に、いろいろわからない事があって、僕は一度ちゃんと調べたいと思っているところだった。
だから、サムに、「この歌の意味でわからないところがいっぱいあるんだ」と相談して見たところ、サムは、

「この歌には、独特の比喩表現や、ミリタリーに詳しくないとわからない事などがあって、とても難しいんだ。
 英語のネイティブスピーカーの間でも、歌詞のパートによっては意味の取り方がそれぞれ違う場合もある」
 
って言ってた。
それから、サムは、一緒にこの歌の歌詞について、いろいろ考えながら話してくれた。



先日、ブログでも書いたけれど、この歌の入っている、ナイロンカーテン、というアルバムの中古LPレコードを自由が丘のBOOK OFFで見つけ、ここしばらくずっと聴いている。
 
ほんとうに、ほんとうに、傑出した歌だ。
ポピュラー音楽、が、伝えられる最大限、がここにある。
日本では、ビリージョエルファンの間でしか知られていない歌、のように思う。
   
サムは、歌詞を訳しながら時々涙ぐみ、
「この歌は、本当は、イマジン、くらい名曲として広く世の中に知られるべき歌だ」
と言っていた。

僕もそう思う。
  
サムは、僕が思う、歌詞の意味を聞きながら、
「そこはそれでいい」
「そこはこの歌詞には実はこう言う背景がある」
「そこは、人によって意味の取り方がちがうかもしれない」

いろいろ注釈をつけながら正し、教えてくれた。
   

   
当時、まだ21歳だった日本人の僕と、26歳だったラトビア系オーストラリア人のサムで、
深掘りして探った意味を和訳して、夕方、載せたいと思います。