渋谷 Bunkamura オーチャードホール。

ウェンディ&ピーターパン、観てきました。
素晴らしかった。


   

観客としては、当然会場内の写真は撮れないし、
一部メディアで、セットや衣装まで明確にわかってしまう、
かなり詳細な舞台写真が載っていますが、

僕個人的には特にこういうタイプの舞台は、
初めて観ての「驚き」を大切にしたいので、リンクは載せません。


黒木華 中島裕翔 W主演

という事で、ジャニーズのすごさ、、、
お客さんがほとんど、
98パーセントって言っていいくらい、
若い女性。

奥さんと二人で行ってよかったぁ、、
一人だったら、この状態は、ちょっと心細い。

でも、もったいない、
いや、たぶん、チケットを取るのも大変なんだと思うんだけど。
男性にももっと観て欲しいなぁ、、、
ほんとに素晴らしい。

今回は、僕は、友人が二人でてて、、、



原田(ハラタ 濁点つかない)みのるさん、に誘われて
行ったのね。

彼はシルクドソレイユにもいた舞踏家。
渋谷でやるから、って連絡もらって、
後で書くけど、、、、
僕、黒木華、大ファンでして、、、

まあ、それ言うのも、、恥ずかしいから、
ちょうど奥さんがイチケイのカラスにハマってたんで、
かつ、堤真一さん大好きなので、、、
「奥さんが大ファンだし行く」
とか微妙に奥さんのせいにして飛びついて(笑

いやー、、、でも行って良かった。
ほんとに素晴らしかった。
原田さんの活躍を渋谷で見られたのもうれしい。
    
久しぶりの愛一郎も、
大活躍でかっこよかったぞ。

友達を第一線の舞台で観ることができるってのは、
幸せですね。
ありがとー!!
   


堤真一さんの迫力、存在感。すごい。
テレビの人、ってイメージだったけど、
舞台でこんなすごい役者さんなんだなぁ、、、
体の隅々、声色、まで、演技が細かい。

     

中島裕翔さん
活躍は知っていても実際に見た事があまりなくて、
よく存じ上げなかったけれど、やっぱりジャニーズで活躍する人ってのは
本当にすごいんですよ。
まず、身体能力、あれで息上がらずに演技って・・・
人間とは思えないスマートなスタイルからして、もう一つ世界の向こう。
存在の時点でなんともファンタジー。
そして、無闇にはしゃごうとする切なさとか、そんな細かい表現力もすばらしい。

もうね、出演するみなさんがみんな素晴らしい。
   
    
特筆は、
ティンカーべル、タイガーリリー。
   
えええええ、、、、
そうきたか!!
って感じ。
     


それにしても、華ちゃんの可愛いこと、
  


        
実は、おおかみこどもの雨と雪、以来のガチファンです。
まあ、おおかみこども、はアニメだけど。

でも、人生で一番好きなアニメの一つ。
ただ、観るとずっと泣いてる映画で、、
あんまり人には薦めてない(笑
でも、大傑作なので、観てない人は観て欲しいな。
   
ドラマも映画も、黒木華が出てる、だけでほとんど観ている。
一番好きだったのは、
なぎでも、重版でもイチケイでもなく、
     
「みをつくし料理帖」

    

 



ウェンディ&ピーターパン

チケット取れるのかどうかわかんないけど、
9月5日までやってます。

 

 



で、昨日の初日公演ですが・・・・

30分、開演が遅れた。


スタッフの一人に体調不良者が出たとのことで、
PCR検査待ち、になったのだそうだ。

でも、無事に開演できることになっての30分遅れ。

会場に入って、開演前にセットの素晴らしさを見て、
   
「うわー舞台美術すごい!」って思う一方で、 ちょっと

ぞっとした。
     

    
ここから、僕は何かを批判しているのではないです。
今の世の中、何が正解なのか、もうわからない。
       
ただ、単純に現実問題として、今、エンターティンメントが直面している
大問題を語っているだけです。     
       
        
舞台なんて、スタッフの皆さんもほんとうに激務。
体調なんか、少しくらい崩しても押してやるが当たり前の世界だ。
 
たった一人、体調を崩したこと。
そしてもし、陽性だったら、
あれだけの人数を集めて
プロジェクションマッピングなど、最新技術も駆使して、
これだけ大がかりに用意して作り上げた舞台が、
中止になる、
     
というなの事か・・・・・
  
舞台は心底楽しみました。
感染対策も、神経質なほどして行きました。
ただ、
     
          
上記、事実。
実際にそこに居合わせて、  
ほんとうに、心が潰れそうになりました。  
これを、中止しなければいけない瀬戸際だったのか。
     
    
だとすれば、このサイズの演劇を開催する、
   
って言うのは、、
とんでもないギャンブルになる。
大会社一つ潰すようなギャンブルだ。
    

たった一人、陽性になれば、
終わりなのか。
        
    
演劇は、生活必需品じゃないだろう。
不要不急、のものなんだろう。 

でも、文化、だ。
文化、を護れない社会。
文化を切り捨てる社会、


ただ、文化がなくなる、だけで済むんだろうか。

僕自身も、今年は制作の年、と割り切って頑張ってはいる。
ただ、今後どうなるのか、、を考えたら・・・・

僕は楽観主義なので、その場その場で対応して行く自信がある。
ほとんどを一人でやって生きてる。
それでも、できるだけ、先を考えない、と言う意識を持ってやっています。

    
                 
僕はワクチンを2回すでに済ませました。 
           
ワクチンについても、いろんな意見がある。
すべて個人の自由は認められるべきだ。
    
ただ。
   
自由を主張するのであれば、そこに義務が発生する事、
を、覚悟しているだろうか。 
       
その結果に何があるかを、見ているか、
覚悟を持っているか、
を、問いたい。
          
     
僕はそれ以上は言わない。
そして、意見の違いが、
人と人とを分断するものになってはいけない。
     
どちらの側も、
自分にとっての正義を、武器や毒、にしてはいけない。
        
今、世の中は「正義」が人を傷つけるものに成り下がってしまいそうだ。
そうなったら、もう、世の中に正義なんかない。

人間は不完全だ。
僕なんか、ずるくて、姑息で、いぢわるで、汚いやつだ。
だから、もっとちゃんとしたい、もっと人に優しくありたい、
もっと誰かのためになりたい、って思うんだ。
        
人間は不完全だから文化があるんだ。


       
カーテンコールで、鳴り止まない拍手のなか、
出演者誰からともなく、
舞台美術に向かって拍手を始めた。

一緒に作り上げ、無事に初日を終えて、今ほっとしている
裏方スタッフの皆さんへの、出演者から拍手、
舞台の上の、自分たちだけではないのです、という無言のアピール。

観客、みんなに間違いなく届いていた。