5月13日に、新作「Now and Back Then」発売して、
今日で2ヶ月をすぎました。
    
早いなぁ・・・
  



実はですね、、
この2ヶ月で、ユウサミイストア、
未だかつてない大記録を打ち立てておりました・・・・
  

 

 




この2ヶ月間。

1日も「売り上げなし」が、なかった。
  

このコロナ禍、正直、
ほんとうに厳しいところに立たされてた。
さすがに、2年目がここまで厳しい状態になると思わなかったからもの。
      
          
だから少しでも早く発売したい、
一刻も早く現金収入を、、、
      
って思っても、
作ってるのは音楽だ。これが僕ですって物を作ってる。
納得がいくまで、、ってどうしても切り上げられず、妥協できず、 
毎日、うーん、あとどれだけ引っ張れるかな・・・        
って、楽天家の僕でも、結構ストレスだった。
      
そうやって、やっと、やっと、の発売だった。
    
     
だから、最初の1週間の注文ラッシュは、
朝から晩まで、「単純作業」が
      
「楽しい、嬉しい、ありがたい」
 
いつまでも終わらない梱包作業、
ネットショップのダッシュボイードに
何ページも先まで未確認の注文。
     
このまま終わらないでくれって思った。
           
         
本当に、ぎりぎりでみんなに救ってもらった、、
くらいに感激した。
本当にありがとうございました。
       
     
そして、、、ラッシュは1週間で終わり、その後もボチボチと売れながら、
だんだん、売れる枚数は少なくなって、、まあ、そうだよね、、でも、
      
結局、ユウサミイストア、毎日必ず1枚は売れ続けた。
     
2ヶ月間も、必ずどこかで誰かが支えてくれた、って、
すごい。冷静に考えたら本当にすごい。
僕はこれ、絶対すごい!って思う。
           
どこに向かって頭をさげていいのかわかんないけど、

ほんとうにみなさん、ありがとうございます。
なんとか、食えてます。

   


新作、最後の曲
   
ミモザの花が咲く頃

歌詞の 「バイバイ マーメイド」について、
     
なせ、マーメイド? なぜ人魚。
ときどき聞かれるようになりました。
     

オーストラリア、ゴールドコーストで、僕が住んでいた地域の事です。
ほんとうに、世界で一番愛した場所でした。
こここそが、僕のいるべき場所だ、って思ってた。
      
 

ご覧の通り、入り組んだ水路の中にある住宅地で、
毎日のランニングコースがこんなところでした。






こんな風に見えて、徒歩3分でこんなショッピングセンターがありました。

 

 



大きなスーパーが2つ、安売りで有名なスーパーが一つ、
郵便局、レストラン、カフェ、本屋、眼鏡屋、
電気量販店、ホームセンター、そして病院。
     
なんでもある、とにかく便利で、綺麗で、静かで気持ちの良い街でした。
     
      
ミュージシャンになる、って言って、
大好きだった仕事をやめて、


日本に帰ってくるようになって、
  
ほんとは、半分日本、半分オーストラリア、って生活を目指してた。

でも、このままでは無理だ、って思って、
一回腰据えて、日本に帰って生活する。
日本で音楽、一回軌道にのせられるようにがんばる。
      
  
そう決意して、単身赴任っていうのかな、、
街を離れた。
そして歌をつくった。

誰にも聴かせるつもりなんかなかった。
ただただ、僕のためのうた。
だから、歌詞もさほど練っていない。
普段なら絶対につかわないような安易な歌詞もある。
   
でも、それだけに、むしろ極めてストレートで切実で。
    
   

    


   
今回のアルバムを作るにあたり、古い機材に残っていたデータから、
   
「ミモザの花が咲く頃」
 
の弾き語りの音源ができてきた。
  

残念ながら、ところどころ消えてしまっていて、
そこにあった音声は、とてもじゃないけど使える状態ではなかった。

でも、なんとかこの歌を残したい、って思って、
いっそ、全て新しく作り直す。と決めた。

その当時にはコンピューター技術的に出来なかった事が今はできる。
あの頃、自分がイメージした、ゴリゴリの三人バンド
ギターボーカル、ベース、ドラム、だけの、ロックバラード、
それを再現しようと思った。
    
        
ギター、ベースは、ビートルズ仕様。
    
エピフォン・カジノ
ヘフナー 5001 




恥ずかしいなぁ、、と思う歌詞がいっぱいあるから、
ちょっと変えて作り直してみたけれど、、
やっぱり、オリジナルのまま使うことにした。
だって、それが、その時の僕なんだから。それでいい。
   
         
そうやって、出来上がった物、最終工程の歌の音量調整をして、OKを出して。
ほっとして、もう一回聞いたら、急にいろんな事思い出して、
恥ずかしながら、泣いた。

あの頃、自分が抱えていた物とか、そこかここまでの道のり、
そして、僕の家の真ん中にあった、街を離れる時満開だったミモザの木。

この歌の「マーメイド」は、僕が人生で一番好きだった場所のことなのです。