いや、たいした話じゃあないです。
     
    
今日、錦糸町の久米繊維さんにTシャツのサンプルをとりに行く。
もちろん普通は送ってくれるのだけど、たまたま九段下に別件の用事があるので・・
そこまでいくなら、ついでに、、って。(結構、九段下からもあるけど、、)
行けば、直接話もできるしで、まあ、寄ってこよういかなと。  

 
で、最初に、久米繊維さんに相談に行った時、たまたま入った喫茶店で、
クリームソーダを注文したのですね。

普通にコーヒーを飲むつもりで行ったのだけど、
なんだか、メニューにクリームソーダを見つけることってあんまりない気がして、、。


で、久米繊維さんは、松重豊さんのオリジナルオーダーのTシャツだしてたりするんだけど、
松重豊さんといえば、
 


 

  
今日から、孤独のグルメ シーズン9
が始まります。
  
たのしみだけど、深夜なんだよねぇ、、
    
  

さて、、、クリームソーダですが。
孤独のグルメ、シーズン6、旗の台のスペインバルの回。
おきまりのパターンで、メインエピソードの前に、ちょっと喫茶店に寄ったりする。
松重さん扮する、井の頭五郎が、クリームソーダを喫茶店で注文して飲むシーンがあります。

ここで、五郎は、クリームソーダのアイスクリームを少し食べ、ソーダを一口飲んだ後、



恥ずかしいのか、、ちょっと周りの様子を伺い、
おもむろに、アイスクリームを、ガシガシと崩し、ソーダに溶かして行くのです。
結果、クリームソーダ、は、まさしく文字通り
 
クリームソーダ

になり、このような色合いになる。



ちなみに、サーティーワンアイスクリーム。
オーストラリアでは、サーティーワンアイスクリーム、という名前ではありません。
  
というか、確か、サーティーワン、という名称になっているのは、
日本だけだったんじゃないかな??

      
バスキンロビンス です。
だから、マークがBR。
  
話を戻します。

全体にアイスクリームが混ざって白濁グリーンになったクリームソーダを、
五郎はストローで一気に吸い上げます。

    

ちょっとした衝撃でした。
子供時代、クリームソーダ、なんて何度も飲んだ事がある。
なのに、そんな飲み方をした事なかったし、、
もしかしたら、それがクリームソーダにおける正しい作法なのではないか、、、
ただ、僕が知らなかっただけで、世間一般のみなさんは普通そうだったりしないのか?
  

    
以来、いつか、機会があったらこの飲み方をやってみたい。
関係ないけど、さっきから「飲み方」と入力すると変換が
「の見方」になってしまう、俺のMacBookうざい。


この日、普通にコーヒーを飲むはずだった、というわけでもなく
実はトイレに行きたかった、だから、目に入った喫茶店にとりあえず入った、
という事情でした。
  
   
一人で喫茶店に入ってクリームソーダを頼むほど、僕は神経太くできていません。
一人焼肉も、一人居酒屋も、できるけれど、
一人クリームソーダは別次元でハードルが高いのですオヂサンには。
   
この日、運良く、Tシャツ制作を手伝ってくれている、
アート系女子と二人連れだった。
 

いける。
いや、ここでいかなければ、一生まぜまぜ白濁クリームソーダを飲む機会はないだろう。

そんなわけで、注文してやりました。




どうでしょう、この、さりげないデザインのシンプルなコースターからして、
なんとも、由緒ただしいクリームソーダではありませんか。
  
クリームソーダなら、上にさくらんぼが、、なんておっしゃる向きもあるでしょうが、
僕は、あれ、苦手なんで、全然いらない。

アイスクリームを一口、
うん、今時躊躇なく安っぽいアイスクリームがここではむしろ爽やかだ。
 
そして、ソーダも一口、
 
グラスの縁から、3センチほど。
溢れ出るのを避けるための、ぎりぎり十分なスペースを作って、いざ、攪拌。
   
    
ほどなく、先ほどの、白濁した緑色になり、アイスクリームのじゃっかんのとろみも加わり、
なんとも言い表せない、

ほんとうにこれで良かったのか?感

を醸しだす。

失敗したところで、今後、二度とやらなければいいだけの事、
そう、心に決めて、

飲んでみた。


うまい。
そういう事か、って思うよ。

これ、是非とも、やってみていただきたい。
やった事のない人は、きっと、

今まで自分の知っていたクリームソーダはなんだったんだろう、、
と、例えばあなたが40歳だったとしたら、
これを知らなかった40年間に出会った全てのクリームソーダに自らの不遜を懺悔したいと思うだろう。

そう、不遜。
思い上がった傲慢な態度

クリームソーダ? そんなのちょいちょい飲んで来たに決まってるじゃない。
まあ、子供の頃は好きだったねぇ、、、

僕もそうだった。
まるで、クリームソーダの全て知っているつもりでいたのだ。
     
ただ、混ぜる、という行為をしなかった、というだけで、
クリームソーダの本質を見失ったまま通り過ぎて来た二度と帰らぬ日々だと、気づくこともなく
今までを、怠惰に過ごして来た。 

涙が溢れました(嘘)
  

  
まあ、そんな事はどうでも、これ、一回、やってみてほしい。
これこそがクリームソーダだったのだな、と改めてクリームソーダの実力に驚かされる事請け合いです。