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この地獄のような夜を乗り越え、
こんな経験をしたのだから
2度と借金なんかしないだろう。と私は思っていました。
でも、
現実は違いました。
その数ヶ月後に…
たった数ヶ月後に2回目の消費者金融の契約をしていたのです。
しかもその頃はちょうど第一子の妊娠が分かった頃でした。
最低。信じられない。と、
しばらく落ち着いていた気持ちがまた掻き乱されて涙が出て来ました。
あの夜は旦那にとっては無意味だったのでしょう。
借金も全て無くなったし、許してももらえた。
また、お金が足りなくなってきたけど、スロット行きたいし、先輩にも誘われる。
ちょっと借りて、勝ったらすぐ返せば良いよね。
バレないバレない。
旦那がどんな気持ちで消費者金融に契約に行ったのかは分からないし、知りたくもありませんが
きっとこんな感じで当たり前のように消費者金融でお金を借りるという選択肢が頭の中に出てきたのでしょう。
私に嘘をついてお金を借りてスロットに行くことに何の罪悪感も、立ち止まってみることもなかったのでしょう。
私よりもスロットの方が大事なのか。
私という存在は
スロットをすることも
消費者金融で借金をすることにも
何の歯止めにもならないのか。
私が気づくまで
何度も
スロットに行って
足りなくなればATMでお金を借りて
返済日になればお金を入金しに行く
そして何事もなかったかのように家に帰って来る
こんな生活をずっと続けていたのか。
私が今一緒に生活している人は
本当に私の旦那なのか。
本当に私が結婚した人なのか。
本当に子供の父親なのか。
まるで、ドラマの中の修羅場を見ているような
そんな気持ちの悪い感覚でした。