旦那に消費者金融のカードについて
確かめることにした夜。








頭の中では何と伝えれば良いのか
グルグルと考えるだけで答えは見つかりません。








もしかしたら、この事がきっかけで
離婚になる可能性だってあります。











まだ考えがまとまっていない中、
旦那が帰って来ました。






「どうしたん?」




「…」





なかなか言葉が出て来ません。





頭の中で考えていたのは

一方的に責めることはしないでおこう。

これだけでした。








「最近、飲み会も多いし…、スロットも行ってるやろ?そこであんま勝ってるって感じでもないし、どうやってお金やりくりしてるんやろうってずっと思ってた。」




「うん。」





「その前に、謝っておきたいんやけど…。」





真相を確認する前に、勝手にお財布を見たことを謝ろうと思いました。

涙が出てきてうまく伝えることが出来ませんでした。






「どうやってやりくりしてるんか不安で…、ダメやと思ったんやけど…、申し訳ないんやけど、勝手にお財布の中見た…。」













「…ごめん。泣かんといて…。お財布くらい見ても良いよ…。」




お財布を見たこと自体を責める言葉はひとつもありませんでした。










「お財布の中に、お小遣いより多い現金と…消費者金融のカード入ってるの見てしまった…。」






「ごめん…。ごめん…。」






「なんで…?」



と泣く私に



旦那も涙ぐみながら










「ごめん…。スロット行った時にお金が足りなくなって…。」








と正直に打ち明けてくれました。