ABUDEKA IS BACK! 待ってました! | カイエン帯

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 今日は、現在大ヒット公開中の映画「帰ってきたあぶない刑事」を鑑賞しました。

 1986年にテレビドラマとしてスタートして以来、それまでの刑事ドラマの定型を打ち破ったアクションエンターテインメントとして絶大な人気を博した「あぶない刑事」が、2016年公開の「さらば あぶない刑事」から8年の歳月を経てスクリーンに帰って来ました。

 私、中学時代に最初のテレビドラマを観た謂わば「あぶ刑事直撃世代」でして、今回の復活には驚きと共に歓喜しました。





 前作の最後で刑事を定年退職し、ニュージーランドに渡って探偵事務所を開業したタカこと鷹山敏樹(演:舘ひろしさん)と、ユージこと大下勇次(演:柴田恭兵さん)が、警察と揉めて探偵許可証を剥奪され、横浜に舞い戻って新たに「T&Y探偵事務所」を開業します。その探偵事務所を訪れた初めての依頼人、永峰彩夏(演:土屋太鳳さん)は自分を産んですぐに姿を消した母・夏子の行方を探して欲しいとふたりに頼む。だがその夏子、ふたりとも多少の心当たりがあって――? ともかく彩夏の依頼を受けて調査を開始したふたりは、やがて横浜を揺るがす陰謀の渦中に巻き込まれる。


 8年ぶりの新作である今回も、主役のタカ&ユージは勿論、ふたりの後輩にして港署操作課長の町田透(演:仲村トオルさん)や、ふたりを追ってニュージーランドに渡って以降行方不明になっていた真山薫(演:浅野温子さん)も登場、課長秘書の山路瞳(演:長谷部香苗さん)に元港署刑事の「落としのナカさん」こと田中文男(演:ベンガルさん)も元気な姿を見せてくれます。ナカさんはちょっとだけ往年の扇子芸を披露してくれます。


 他にも港署刑事の早瀬梨花(演:西野七瀬さん)やタカ&ユージの昔馴染みの劉飛龍(演:岸谷五朗さん)、劉と行動を共にする謎の美女ステラ・リー(演:吉瀬美智子さん)等、個性溢れるキャラクターが作品を盛り上げます。中でも私が注目したのは、かつてタカ&ユージが射殺した銀星会組長前尾の息子・海堂巧(演:早乙女太一さん)です。親の仇であるふたりを亡き者にすべく、様々な手段を講じるその佇まいは狂気に満ちていました。

 また、町田の同期で神奈川県警刑事部長の八木沼(演:杉本哲太さん)は、短い出番ながら良い味を出していました。


 全編に渡って見どころ満載で、約2時間を全く飽きさせない極上のエンターテインメントでした。


 鑑賞後、最近は買わない様にしていたパンフレットを、久々に購入しました。何故か買わずにいられませんでした。





 その後、立ち寄った書店でこちらを購入。





 こちらは、「あぶない刑事」シリーズのメインライターのひとりだった脚本家の柏原寛司さんが書き下ろした小説で、映画3作目「もっともあぶない刑事」と、4作目「あぶない刑事リターンズ」の間を繋ぐ役割を果たしています。


 8年ぶりにタカ&ユージを演じた舘さんと柴田さんは、70代に突入しても相変わらずの格好良さでした。久々にふたりの揃い踏みを堪能できて、大満足です。では今回はこの辺で。