英国ヤオハンの思い出 | 優作のひとりごと 英国日記

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英国の田舎での一人暮らし
日々のランニング、色んな病と格闘しながらも
ペットのうさぎに癒される毎日

 

先日、娘(長女)と、中華食材を買うために

中華系の大手スーパーに行ったのですが、

それがきっかけで、

 

娘が幼少の頃は、よく週末に

家族で日系のスーパーに行ったことを

懐かしく思い出しました。

 

以前、ロンドン北部に

ヤオハンがお店を出していて

YAOHAN PLAZAという複合店舗で、

日本食材を扱うスーパーマーケット、

日本の書籍店さん、美容室さん、パン屋さん、

陶器などを扱う食器屋さん、

キャラクターグッズの店屋さん、お好み焼き屋さん…。

フードコートもゲームセンターもありました。

 

 

ヤオハン・八百半

 静岡拠点の食品スーパーで、解体後は
   イオングループの100%子会社「マックスバリュ東海」。

 創業者の和田カツさんはNHK連続テレビ小説『おしん』の

 主人公のモデルの内の1人との説でも知られています

 

www.wikiwand.com/ja/ヤオハン

写真はリトルトーキョー店ですが、入り口が当時のロンドン店に似ていましたので

 

然しながら、ロンドン店をオープンして間もなく

日本のヤオハン本社が1997年に経営破綻してしまい、

マレーシア系?の会社が買い取ったと記憶していますが

以降、Oriental Cityという名に変わり、

経営は続いていたのですが、

日本の店舗は徐々にフェードアウトしていき、

いつ頃からか皆無になってしまいました。

 

今はOriental Food Hallとなっています。

 

 

随分、昔のことなので、記憶が曖昧で

少しずつ思い出しているのですが、

当時は大変な賑わいで、フードコートはいつも満席で、

座る場所を確保するのが大変なくらいでした。

 

 

もちろん日本の商品は輸入コストがかかっていますので、

日本で売られている価格の2−3倍くらいの値は

していましたが、日本のものはそこに行けば

何でもある揃うという具合でした。

 

 

 

 

ただ、そこで思うのはなぜヤオハン以前にも

日本のスーパーが出店していなかったのか、

また、なぜヤオハン破綻以降にも

他の日本のスーパーが

出店しなかったのか

 

 

二つの要因が考えられるのかなと思いました。

 

一つは英国の在留日本人の数

欧州は例えばアメリカ大陸のような

日本人の移民という歴史がありません。

よって、欧州に住む日系人の数は

アメリカのそれとは比較にならないほど少ないのです。

しかもヤオハン破綻以降、英国の在留邦人の数が

増えているというわけではありません。

 

 

移民という、テーマを持ち出してしまい、

あまりのテーマの大きさを

感じましたため、

これは改めて述べさせていただくとして…。

 

 

もう一つは、日本経済のバブルがはじけたこと。

ブラックマンデー後も日本はバブルが続き、

日経平均も4万円手前まで行きました。

ただ、そこから急落、およそ1年後には半値、

土地神話も崩れ、

それでもまだ日本企業は耐えてずっと

よく持ちこたえてきたと思いますが、

その後、金融の再編もあり、

アジアには積極的に進出したものの、

欧州のビジネスはほとんどクローズか縮小。

 

 

そういえばロンドンの三越もクローズしました。

 

 

ヤオハンが開店した時は、

すでに日本のバブルが弾けていた時でしたが、

あの活気を見た時は

これからどんどんと、日系企業の欧州への進出が

増えて行って、ロンドン在住日本人の方が

増えてくるんだろうなと錯覚するほどでした。

 

 

 

ヤオハンと時同じくして

ロンドンの中心街メイフェアに

という日系のレストランが

オープンしたのも思い出します。

JR東海さんとキッコーマンさんが合弁で

出された鉄板焼きレストランです。

出店にあたっては料亭の形式のものを

考慮されていたともお聞きしたことがあります。

 

今は、銀座おのでらさんというレストランが

入られていらっしゃるようです。

 

もう一つ懐かしいのは

サントリーさんが

ロンドンに燦鳥という和食の高級レストランを

出店されていたことです。

敷居が高くて1、2度しか

行ったことがありませんでしたが。

 

 

時代とともに、日系のレストランも

オーセンティックなものから、

創作系、フュージョン、と多様化し、

英国風にアレンジされた和風レストランもたくさん

開店していますし、

以前では考えられなかったことですが、

英国のスーパーマーケットでも、

日本食材が売られるようになっています。

 

 

 

 

 

このブログを書いていて


ロンドンの中心街に行く機会が

あまり最近なくなったのに加え

ロックダウンも重なり、

どんどんと時代遅れになっている自分に気づきました。

 

 

 

一体なんのテーマで書いているのかよく

わからない内容になってしまいました。

 

 

ロックダウンが解除されて、安全になったら

ロンドンの中心街にもたまには

出向いてみようかなと思います。