英国は今週もとても天気の良い週末でした。
これからロックダウンが緩和され
ビーチに行かれる方に
是非ともお気をつけいただきたく、
今週末に起こったビーチでの出来事/事件を
紹介させていただきます。
まず一つ目
”ケント州ウィツタブルでジェットスキーを降ろそうと、
車（VWゴルフ）を水際に近づけすぎて駐車してしまったために
強い波に捕まり、海に流されてしまいました”
https://www.thesun.co.uk/news/11740298/devastated-driver-sea-kent-beach
/?utm_medium=browser_notifications&utm_source=pushly
必死に車を陸に上げようとしましたが、既に
VWゴルフは強い潮の流れの中で揺れていました。
強い波に流されて半分沈んだ車を海から
救おうとする人々。
この作業も相当危険です！
浸水した車が陸に引き上げられました。
が、この車、無事走ると思われますか？
答えはノーです。
一般的には
クルマの修復はほぼ不可能です。
まず、マフラー
車はガソリンを燃焼し廃棄します。
マフラーに水が侵入し、
水で塞がってしまっていては
エンジンがかかりません。
それからエンジン部分
エアクリーナーボックスが冠水すると、
燃焼に必要な空気を圧縮することができず、
エンジンが止まってしまいます。
（無理にエンジンをかけようとして、
かかってしまったら
そこからエンジンが水を吸い込み、
ウォーターハンマー現象が発生、
二度とエンジンがかからなくなります）
SUVのような車高の高い車は
マフラーもエアークリーナーボックスも
比較的高い位置にありますが、
これらが水につかるレベルが限界です。
でも車がそこに侵入することで、
波が立って、水が侵入してくることも
考慮に入れてください。
皆さま、これから土砂降りで、
道が洪水を起こしているところに
通りかかることもあるかと思いますが、
くれぐれも無理して、
えい、行っちゃえって水の中に車を進めないように！
保険で戻ってくる金額は
もう走らないかもしれない車の
査定金額に対しての保険金しか出ないかも
新しい車を購入する頭金にもならないかもです。
二つ目、
昨日、午後３−４pm頃のこと
”ドーセットの美しいビーチで200ftの崖から
海に飛び込んだ4人が「重傷」を負いました”
https://www.thesun.co.uk/news/11745843/three-seriously-hurt-jumping-cliffs-durdle-door
/?utm_medium=browser_notifications&utm_source=pushly
この高さです。
比較すれば低いけどこれでも十分危険です！
Purbeck警察によって投稿された画像以下２つ
警察は、2機のヘリコプターが負傷者を
運ぶために着陸できるように、
Durdle Doorの賑やかなビーチから群衆を一掃しました。
事件の後、皆ビーチを離れるように命じられ…。
ビーチは閉鎖されました。
警察はその後、ビーチに行こうとする訪問者を
止めるために、周辺の道路を封鎖しています
緩和されたとはいえ
まだロックダウン中に
これだけの人がビーチにいて、
なおかつ医療従事者に負担をかける
とは…。
こういう人たちを称して
Covidiotという言葉があります。
Covid19/コロナとIdiot/おばかさん
をかけています
今回はCove/小さな湾、入り江も
かかってるかな？
さて、
一つ目も二つ目の例もそうですが、
海を甘く見ないようにしてください。
トライアスロンのブログでも
書かせていただきましたが
https://ameblo.jp/yusaku2020/entry-12587779076.html?frm=theme
ご参考までに。
干満の水位差は
日本海40センチほど
太平洋１−２メートルほど
英国５−１０メートルほどもあります。
（もちろん地方によって、時期によって異なります。
有明海は６メートルとも言われます。）
英国の波はその干満の差が激しい故に
半端なく高く、荒く、
そして速いです。
水温は低く、
時として突然かなり低く変化します。
英国の南西部のビーチは
砂浜が美しく
海水も透き通ってとてもきれいです
楽しく
安全なビーチホリデーをお過ごしください！