本日は疲れが溜まっていたこともあり、横浜にある複合型の温浴施設に行ってきました。
最近のこうした施設は、スーパー銭湯というべきなのか、もう少し進んだ施設というべきなのか、迷うくらい、色々と充実しています。
人気の炭酸泉が空いていたので、ゆっくりと浸かり、岩盤浴でもゆっくり寝てきました。
すっきりしたところで、また頑張らねばと思った次第です。
さて、炭酸泉に浸かっていたとき、ノウハウと実践のバランスについて考えていたのですが、このバランスが取れていない人がほとんどだろうなと。
かくいう私自身も、ノウハウを色々と学んで物事を進めている感覚にはなるものの、何も生み出せていない、という状態になっていました。
ノウハウコレクターと呼ばれる状態にある方は、実は多いであろうと思います。
それはこのバランスが取れていないからです。
ただそれには理由もあります。
日本の教育システムは、実践したり、応用したりすることに対して、非常に弱い。
私も学校に通っていた頃のことを思い出しても、何かを知った上で、「考える」ということを授業で養った記憶がありません。
単に公式に当てはめて問題を解くという意味での「考える」というのはあるかもしれませんが、何かを知り、覚えることによって、それを応用していく、自分自身に当てはめて実践していく、といった実践教育を受けた経験はありませんし、それは今もそうだろうと思います。
詰め込むことはしますが、それの応用に対してはかなり弱いのが、日本の教育の問題点だと思います。
そうした過程を経て大人になった大多数の方は、例えば何かのノウハウを学んでも、その内容はしっかりと覚えているという意味での「知識」は付きますが、いざ実践する段になると億劫になってしまう。
もしくは、どう実践して良いのかが分からない、ということもあるでしょう。
正直、私自身も、ノウハウを学んでも、どう実践して良いのかわかりませんでした。
はたまた実践してみても、ちょっと事例と違うと分からなくなってしまい、「このノウハウがダメなだけだから、違うノウハウならできるかもしれない」と思ってしまいます。
もちろんそういうケースもあるでしょうが、大抵の場合は、この実践・応用力、自分自身のケースに当てはめて考え、応用し、実践するという部分が弱いと言えるでしょう。
学校教育や受験勉強の弊害の部分かもしれませんが、大人になってからは、今度は原則を様々なものに当てはめ、実践していく力を養っていかねばならないと思います。
これはある意味、会社勤めをしていると、涵養されにくい能力でもあります。
構図が学校と似ている部分があるからです。
自分が応用しなくても、組織体としては進んでいくので、錯覚してしまいがちです。
ですから、意識的にこの実践・応用力をつける練習をしていくのが大切かと思います。
特に不況に入るにあたっては、それが必要であり、富を生む知識・考え・行動に集中しなければなりませんね。