私は仕事柄、様々な本を読みます。

 

 

自己啓発系の本はもちろんのこと、ビジネス書や政治経済の本、

兵法書や、『易経』などの古典まで、

新しいものと古典の両方を入れるようにしています。

 

以前、シンクタンク系の仕事をしていたときは、

ソクラテス、プラトン、アリストテレス、マルクス・アウレリウス、

ハンナ・アーレント、マキャベリ、ロック、など、

様々な思想家の本を読み込み分析するなどしていました。

 

 

このような仕事での読書を除き、以前は読書についても、

読んで満足していることがほとんどでした。

 

 

自分の知識欲を満たすことで、満足していたということでもあります。

 

 

しかし、自分が満足しているだけで、

それは世の中に何かを生み出していたわけではありませんでした。

 

 

1か月に30冊読んだからといって、

それが世の中の役に立っているわけでもない。

 

 

単なる自己満足にしか過ぎなかったと思います。

 

 

そして、そうした読書は、収穫が少ないといえます。

 

 

真剣に読んでいても、それを何かに生かそうという思いがなく読んでいるのでは、

例え法律書であっても、ビジネス書であっても娯楽の領域から抜け出すことはありません。

 

 

「自分のための読書」では限界があるということに気付いたとき、

ある種の恐ろしさを感じました。

 

 

「今までなんというエゴで時間を使ってきたのだろう」と。

 

 

今の時代、知識を持っているだけでは意味がなく、

ネット上で検索すればいくらでも情報が出てくる時代です。

 

 

その持っている知識、遍満している情報をどうまとめ、

使える状態にし、実際に生かしていくか。

 

 

それこそが大切であり、また富を生む源泉にもなると思います。

 

 

読書一つとってみても、「自分のための読書」ではなく、

「社会に価値を生み出すための読書」をしなければ、

今の時代は富を手にすることもできないと思います。

 

 

今一度、自分の時間価値と読書の仕方を見直さなければならない時代に入ったのではないでしょうか。

 

「情報」でも「知識」でもない、「智慧」の獲得が必要かもしれません。

 

 

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