地元南区某所の崖地。
崖地の近くに住宅や会社を抱える方にとって、台風や豪雨が多発するこれからの季節は恐怖との戦いになります。
『自然崖』、『人工崖』の中には、
国・県・市が所有する『公有崖』、
民間の方が所有する『民有崖』がありますが、
『民有崖』にも、
『個人』がお持ちの場合、
『法人』がお持ちの場合、
それぞれのケースがあり、制度や仕組みが異なります。
また、高さや傾斜によって所管する部署や事後対応が異なってくることもあり、解決のためには長い時間と多くの協力者、そして多額の費用がかかります。
そもそも約9年前の初当選時には崖地専門の相談部署は横浜市にはなく、
南区のような『家が先にできて、道路が後からできた』市内の地域ではこうした問題に直面することが多かったこともあり、
1期目の任期4年間で、市の中に崖専門の部局を設けるという壮大な計画に挑戦しました。
結果として、建築局内に新たに窓口が設置されたことで人材と助成メニューが大幅に拡大されました。
繰り返しなりますが、崖地問題の解決のためには『議員任せ、行政任せ』ではなく、地権者さん、住民や近隣の皆さんが力を合わせて総合的に取り組む必要があります。
これまでに携わった崖地対策の経験から、そのどれかが欠けてはいけないことを痛感していますし、全員が当事者意識を持つことが最初の一歩となります。
区内数ヶ所の崖地に関するご相談を受けている最中ということと、今日の午前中の大雨を見て、改めて一歩目の大切さを認識しました。