お疲れ様です、遊佐です
今日は宮城県での建設業許可申請(更新)の話です。建設業許可申請は都道府県によって少しローカルルールが存在します。
例えば工事経歴書に載せる工事件数のルールや証明書類に関するルールなど。宮城県の場合、経審を受けない会社では原則完成工事の7割記載か20件記載です。
他県では20件記載するケースが少なく、他県の先生から驚かれます
更新手続きでも注意すべき点があります。
宮城県の場合、建設業許可更新手続は新規許可後1回目の場合、再度財産要件の確認があり500万円以上の残高証明書が再度必要となります。他県の場合、「許可申請直前の過去5年間許可を受けて継続して営業した実績があれば」更新手続きの際に500万円以上の残高証明書は不要としているケースが多いようです。
建設業許可の実務本も「許可申請直前の過去5年間許可を受けて継続して営業した実績があれば」更新手続きの際に500万円以上の残高証明書は不要と記載している実務本もあり、これは宮城県では通用しないので注意が必要です。
ちなみに宮城県では2回目の更新の際には「許可申請直前の過去5年間許可を受けて継続して営業した実績があれば」500万円以上の残高証明書は不要です。注意が必要なのは1回目の更新の際です。
実際、私が関与したお客様も過去に500万円以上の残高証明書が用意できなく残念ながら許可が失効したお客様もいます。
上記の点を事前にお客様に説明する必要がありますね。許認可業務は都道府県によってローカルルールが存在する可能性があるので、実務本を鵜吞みにするのではなく自分でしっかり調べて申請したほうが良いと思います