9月8日は、福岡国際センターで開催された《福岡マーチングバンド&バトンフェスティバル2024》(第18回 マーチングバンド九州大会 福岡県予選)を鑑賞。
パンフレット(500円)
福岡市立 舞松原小学校マーチングバンド同好会(20名)のテーマは、『輪(わ)』
1曲目では、『マーチングパワー』という曲を選曲して勇壮な演奏。
トランペット、チューバ、バッテリーの響きが力強くユーフォニアムの聞かせ所もあったようで見事。
後方のプロップに青空や白い雲とカラフルな風船やフラッグが描かれていて、さわやか。
マーチングを形成していく隊列は、整然とした動きで展開。カラーガードの彩りも鮮やかだった。。
『キラキラ星』の演奏の時にピットでグロッケンが存在感を示していたようで主役の、きれいな響き。
☆(星)の形パネルを数人の生徒さんが高々と掲げて振ったり歌声も響いたいたようで、まさにキラキラした聞かせ所。
フロアーに銀河が広がっていき、星が輝く宇宙が見えていたようだった。
3曲目の『IT'S A SMALL WORLD』の時には、数人の生徒さんが前に出てくると歌い上げていき元気いっぱい、ほのぼの。
後方では、プロップに描かれていたイラストが青空から子供たちのに変わっていく大仕掛けも決まっていた。
カンパニーフロントの見せ場もあり、終盤に盛り上がっていく演奏。
最後には、ピンク色のハートの形になっている音符の小道具や大きな布に描かれているハートが示されて暖かみが感じる締め。
いろいろな見せ場や聞かせ所があり、さわやかな雰囲気に満ちて観客を笑顔にさせたり和ませてくれるような、素晴らしいパフォーマンスだった。
個人的に大好きなマーチングで驚いたりしつつ、鑑賞していて楽しかった。
舞松原小学校マーチングバンド同好会の皆さん最高、こんな大作を作り上げて頑張りましたね◎
表彰式では、金賞を受賞おめでとう!
北九州市立 志徳中学校 吹奏楽部 BLUE WINGS(41名)のテーマは、『Enjoy tka Marching』
重厚な演奏、トランペットパートやサックスパートも力強く響かせていたようだった。きれいにフルートパートの演奏も響いていた。
チューバ、バッテリーも力強い響き。青や白系のマーチング衣装を着た勇ましい姿での隊列の展開も見事。
カラーガードの数種類のフラッグを使った彩りや、ライフルによる華麗なパフォーマンスも鮮やかに決まっていた。
勇壮な雰囲気で見応え・聞き応えがあった、かっこいいマーチングだった。
表彰式では、金賞を受賞おめでとう!
地元の福岡県立北筑高校の吹奏楽部(58名)のテーマは、『Se7en』
北筑は、最近の数年間でアニメからの選曲が続いているようで今年は、TVアニメ『進撃の巨人』オリジナル・サウンドトラックが題材。力強くバッテリーが響いて重厚な演奏。
顔に布をマスクのようにして着用している数人のカラーガードの部員さんが、ダンスをしたり不思議な柄のフラッグでパフォーマンスを披露。
周囲に三角形の作り物が付いたスタンドのような物が立ち並び、何か『進撃の巨人』の世界観の雰囲気を作り上げていたようだった。
青いマーチング衣装を着た、勇ましい姿の部員の皆さんが演奏しながら整然とした動きで隊列を形成して展開。
フルートやピッコロの部員さんも、きれいに響かせながら活躍。アルトサックス、トランペットの熱い感じ響きも見事。
バッテリー、テナードラムの部員さんの演奏も印象深かった。
最高には、隊列による人文字でテーマ【7】(セブン)をを示していたようで堂々とした締め。
注目のフルートパートと共にサックスパートの響きも好きで、魅力的な演奏だった。
表彰式では、銀賞ながら人気アニメを題材に勇壮な雰囲気で展開して、かっこよかったマーチングを披露お疲れ様でした。
福大大濠(福岡大学附属大濠高校)の吹奏楽部(71名)のテーマは、『SOL』
寝そべっていた部員の皆さんが起き上がると始まっていった様子。
重厚な響きの演奏、バッテリーやピットの力強さ、カラーガードの多彩で華麗なパフォーマンスが大濠らしい良さ。
きれいに響かせていたフルートパートの部員の皆さんも、勇ましい姿で隊列を形成して展開。
チューバの部員の皆さんも強力な低音の響きで活躍して、かっこよかった。
情熱的な雰囲気の熱い演奏と共に様々な隊列の展開のパフォーマンスは、躍動感があった。
オーボエのソロもあり、魅力的な聞かせ所の響きで素晴らしかった。
今年度の大濠のマーチングは、吹連でもM協でも【吹奏楽をやっている!】感じで好き。
「M協でオーボエソロを聞けるとは!」と驚きつつ感動。
この大役を担当してオーボエを吹いていた部員さんが、見事にマーチングの完成度を高めながら観客を魅了する演奏を響かせて頑張りましたね、最高でした◎
表彰式では、金賞を受賞おめでとう!
八女学院中学・高校の吹奏楽部(71名)のテーマは、『be -△- (ビー ワン)』
ドラムメジャーの部員さんが、指揮台から堂々とした勇ましい姿で指揮。
八女学院は、カラーガードが洗練されている印象。緑色の衣装を着ている部員の皆さんが軽やかにダンスをしているようだったり、数種類のカラフルなフラッグを使い分けて華麗なパフォーマンスが素晴らしかった。
赤や白のマーチング衣装を着ている部員の皆さんが様々な雰囲気の演奏の中でトランペットパート、サックスパート、ピットの響きが好き。
チューバの強力な低音の響きも、かっこよかった。
△(三角形)を題材にしているようで、そのイメージで△の物がフロアに置かれて使われていた演出も印象深く、おもしろかった。
表彰式では、銀賞ながら趣向を凝らして見応え・聞き応えがあるマーチングを披露お疲れ様でした。
大牟田高校の吹奏楽部(58名)こテーマは、『CYCLE』
聞いた事があるような曲を集めていたようで重厚な『かえるの唄』の演奏が、おもしろかった。
好きな曲『カノン』の演奏が美しく、心を打つ響き。
大牟田高校の吹奏楽部のマーチングは、ピットの響きが好き。
きれいに響かせていたフルートパートの、フルートやピッコロの部員さんの演奏も素晴らしかった。
カラーガードの部員の皆さんの、フラッグを使った彩りなどの華麗なパフォーマンスも魅力的。
不思議な大道具や小道具を使った見所も、大牟田らしい良さ。
円形の台を移動させながら使って、その上にカラーガードの部員さんか乗ったりしていた。何か曲線の大道具もあったようだった。
カラーガードの部員さんがフラフープのような輪
を使ったパフォーマンスもあり、すごい見せ場だった。
表彰式では、技術力や表現力を高く評価されたようで金賞とルネサンス賞を受賞おめでとう!
沖学園高校の吹奏楽部(34名)のテーマは、『祈り』
部員の皆さんが教会のシスターのような物を頭から、かぶっていたようだった。
カラーガードの部員さんがダンスをしているようだったり、その後の展開でのフラッグによる彩りやライフルによるパフォーマンスも見事。
様々な雰囲気の曲の演奏で、アルトサックスが印象深かったようで好きな響き。
表彰式では、銀賞ながら清らかて暖かみがある雰囲気で魅力的なマーチングを披露お疲れ様でした。
ドリスカ(FUKUOKA DreamScouts performance )〔105名〕のテーマは、『Bulls』
『ボレロ』の演奏で始まり、トランペットのソロが見事。
いろいろな聞かせ所かあり重厚、軽快で聞き応えがある演奏。
色鮮やかなフラッグを使ったりなどカラーガードの多彩なパフォーマンス、躍動感がある隊列の展開も見事。
中盤からは、スペインなどのラテンの雰囲気の演奏となっていき、華やかな衣装を着たカラーガードのメンバーさんの闘牛士のパフォーマンスもあったようで情熱的なパフォーマンスだった。
表彰式では、技術力と表現力を高く評価されたようで金賞と共にアンピール賞を受賞おめでとう。
精華女子高校の吹奏楽部(116名)のテーマは、
今年の定期演奏会のマーチングステージの演目を再現。
スネアドラムが響いて『ボレロ』の演奏で始まり、きれいな響きのフルートやクラリネットのソロが続いていく。
一気に重厚な響きとなると、多彩な選曲の演奏が連なっていく流れ。
カラーガードの、色鮮やかなフラッグを使った彩りなどの華麗な動きのパフォーマンスも見事。
きれいなフルートパートの響き。存在感があるスーザフォンの低音の響きも強力。
ミュージカルにもなっている『DREAM GIRLS』の曲の軽快な演奏とパフォーマンスは、個人的に好きで楽しかった。
『Simple Gifts』の演奏の時のトランペットの響きが暖かみがあり、歌による聞かせ所もあったようで清々しかった。
高揚感に満ちていた終盤の流れで、再び『ボレロ』の演奏に戻っていくと響きもパフォーマンスも華々しく最後は、隊列による人文字で『SEiKA』を示して堂々とした盛り上げ締め。
プログラムによると、この日のに出演していた部員の人数が116名という事で全員参加だったようで大編成で迫力があり、吹奏楽部のの活動としての取り組みや部員1人1人の本気が伝わってくるようだった。
好きな曲も聞けて、クラシックやポップな曲など多彩な選曲を織り交ぜながら重厚、繊細な演奏と華麗なカラーガード、歌による新しい聞かせ所を加えて技術力と表現力が磨き上げられ、楽しく感動的な名演だった。
カラーガードも特色の魅力的な良さで、多彩なパフォーマンスが素晴らしかった。
精華女子高校の吹奏楽部の皆さん。
まさに今できる最高のマーチングを披露お疲れ様でした、ありがとうございました!
福岡マーチングバンド QUATRE GATS(クワトレ・ガッツ)[88名]のテーマは、『OTONA no YOASOBI』
テーマ通り、YOASOBIの名曲メドレーを軽快、ゆったりと演奏しながら隊列の展開が繰り広げられていく。
カラーガードの華麗で多彩なパフォーマンス、ピットやバッテリーの力強い演奏やシンバルのパフォーマンスも印象深かった。
きれいに響かせていたフルートパートの演奏も素晴らしく、ピッコロを吹いていたメンバーさんのソロもあって、かっこよかった。
トランペットの響きも力強く、聞かせ所もあったようで見事。
毎年、この大会に出演するために結成されている期間限定のマーチングバンドという事で、参加しているメンバーの皆さんが演奏やパフォーマンスを楽しんでいた姿も良かった。
フィナーレでは、この大会に出場・出演していた吹奏楽部などの団体、バトンのチームによる合同演奏、合同パフォーマンス。
今年は、ゆずの『栄光の架橋』を披露。
会場内が暗くなると、ゆったりとした演奏と共にサイリウムか付けられたバトンによるパフォーマンスが繰り広げられ、客席で参加団体のメンバーや観客がスマホのライトを点灯させてサイリウムのように振り、幻想的な光演出の光景だった。
きれいにフルートやビッコロも響いていたようで、素晴らしかった。
その後の表彰式の結果
普段あまり見ないバトンのチームのパフォーマンスは、好きな曲や聞いた事があるような曲に合わせて出場者の皆さんが、どんな動きの振り付けで表現していくのか興味深く、新鮮な感覚で鑑賞できて楽しかった。
《福岡マーチングバンド&バトンフェスティバル2024》に向けて取り組んできた練習の成果を披露していた全ての出場者・出演者の皆さん、お疲れ様でした!