〔初鑑賞〕中間南中学校の吹奏楽部∶第30回 定期演奏会 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

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8月24日は、中間市立 中間南中学校の吹奏楽部が〔なかまハーモニーホール〕で開催した《第30回 定期演奏会》を初鑑賞。






ロビーに、いろいろな団体から届いた祝電が展示されていた。

中間東中学校の吹奏楽部

希望が丘高校の吹奏楽部

星琳高校の吹奏楽部

折尾高校の吹奏楽部

八幡高校の吹奏楽部

精華女子高校の吹奏楽部


チケット


パンフレット



〈第一部〉は、部員の皆さんが制服姿で出演してクラシックステージ。


1曲目では、2024年度 吹奏楽コンクール課題曲 Ⅰ『行進曲「勇気の旗を掲げて」』を披露。


ゆったりした感じのテンポで軽快に演奏、さわやかなクラリネットの響き、力強いトランペットやトロンボーンの響き。


きれいにフルートパートの演奏も響いて、ピッコロのソロも素晴らしかった。



演奏の合間には、2人の部員さんが司会役になって分担しつつ陽気なトークも混じえながら曲紹介など、楽しく進行して盛り上げていた。


2曲目では、『崖の上のポニョ』を披露。グロッケンがキラキラと響いて彩っていく演奏。


クラリネット、サックス、フルートなど、さわやかな響き。


トランペットがミュートを使って吹いたりなど、多彩な表現で楽しい演奏だった。



〈第二部〉は、部員の皆さんが黒いTシャツとジーンズの軽装で出演してポップスステージ。


1曲目は、Official髭男dismの『宿命』を披露。サックスパートやフルートパートの聞かせ所も見事な響き。


力強く情熱的な雰囲気で盛り上げていき、華々しく〈第二部〉の始まりを飾ったオープニング曲だった。


2曲目では、『365日の紙飛行機』を披露。前向きなメッセージ性がある曲を吹奏楽で、さわやかに表現していた響きだった。



続いて『学園メドレー』と題して2曲を披露。


1曲目では、フィンガー5の『学園天国』の演奏と共に2人の女子部員さんが軽やかに動きながら歌い上げていく。


仲が良さそうな2人が世代的にリアルタイムで聴いていない名曲で、さわやかに披露していたパフォーマンスだった。


2曲目は、新しい学校のリーダーズの『オトナブルー』を披露。


演奏と共に4人の女子部員さんが、軽やかな動きでダンスを披露していく。


あの首振りダンス風の振り付けや1人の部員さんが長い棒を持って動き回ったり、別の部員さんが髪型のツインテールにした部分を持って何かアピールしていたり個性的なショー。


テンションが高い4人が元気いっぱいで盛り上げていて、楽しいパフォーマンスだった。中間南のリーダーズいいね、最高!



司会役の部員さんから、副部長さんにインタビューをする時間もあった。


「中間南中学校の吹奏楽部に入部したきっかけは?」という問いには、1年生の時に教室の近くに吹奏楽部の部室があって先輩に誘われて行って楽器を吹いたら楽しかった、との事。


「思い出は?」という問いには、1年生の時にM協

の全国大会に初めて出場した時との事。


カラーガードを担当して分からない事が多かったけど先輩方から優しく指導してもらえたという、充実した体験を語っていた。



続いて、auのテレビCMを参考にしているような日本の昔話を題材にした演劇を上演。


後方から演奏が響いている中で桃太郎、金太郎、浦島太郎の三太郎の衣装をを着て演じる部員さんが登場して、コント風の演劇が繰り広げられていく。


亀をいじめていた子供たち、いじめられていた二匹の亀を演じる部員の皆さんも登場。


竜宮城がある海の中を表現している場面で、カラーガードの部員さんがフラッグや新体操のようなリボンを使って彩っていた、華麗なパフォーマンスが素晴らしかった。


ステージから下りて客席の間の通路を通っていく場面もあり、多彩な表現。


『小さな恋のうた』は、軽快な演奏。『海の声』では、浦島太郎を演じていた部員さんが玉手箱を開けて顔にヒゲを付けて、おじいさんになった姿でフルーソロを披露していたのが、きれいな響きで見事ながらも楽しい光景。


竜宮城での乙姫たちの衣装を着てを演じていた数人の部員さん、浴衣姿の浦島太郎の恋人役の部員さんが、かわいい感じ。


ほのぼのして笑わせ所が多く、おもしろい昔話のコント風の演劇だった。


フルートやクラリネット、ピッコロやサックスによるソロがあった演奏もあり、素晴らしい聞かせ所だった。



ファンモンの『あとひとつ』では、ホール内が暗くなるとステージ上の部員さんに合わせて観客がサイリウムを振っていく。


部員の皆さんが手拍子や声出しもしたり、力強い雰囲気の聞かせ所もあった。


暖かみがある響きの演奏と光による、きれいな演出のプログラムだった。



中島みゆきさんの『糸』の演奏では、3年生の部員がソロをリレーしていく。


トランペット、トロンボーン、クラリネット、フルート、ピッコロ、バリトンサックス、ユーフォニアム、グロッケンをソロで演奏していた様子。


『糸』は、大好きな中島みゆきさんの名曲という事もあって感動が大きく3年生の部員の皆さんが今まで取り組んできた楽器を演奏していた姿が、かっこよかった。



第二部最後は、『ミッキー・マウス・マーチ』を披露。


軽快は響きの演奏と共に軽やかな動きのパフォーマンスもあり、明るく楽しい盛り上げ締めだった。



休憩中には、今年度の活動を紹介するスライドが上映されていた。


BGMでYOASOBIの『ハルカ』、WANIMAの『やってみよう』、Wacciの『大丈夫』が流れて部員の紹介、部活動の日常や大会の光景の画像が次々に流れていき、充実した日々を過ごせていた様子が伝わってくるようだった。



〈第三部〉は、マーチングステージ。


出場が決まっている、10月12日(土)にビーコンプラザ(大分県別府市)で開催される九州マーチングコンテストでの演目を披露。


水色のシャツと黒いズボンのマーチング衣装を着た部員の皆さんがステージいっぱいに広がり、隊列を形成。


限られたスペースの中でバッテリーが後方で静止して演奏、チューバがステージ右端で座奏というスタイル。


1曲目では、中間南中学校オリジナル曲の『Fanfare for South Wind』を演奏して勇壮な響きと共に隊列が展開。


ドラムメジャーの部員さんが華麗なパフォーマンスを披露していて、かっこいい。


2曲目の『トップ オブ ザ ワールド』で軽快な演奏と共に部員の皆さんが行進を始めると、ステージから下りて客席の間の通路まで進んでいき演奏するサービス演出。


目の前でサックスパートの部員さんが演奏して、よく響きが聞こえていて、かっこよかった。


演奏の終盤から再びステージに上がっていくと3曲目は、『青春の輝き』


穏やかな雰囲気で演奏が始まると、ピッコロとチューバの部員さんが前に出てきてソロの聞かせ所があり心を打つ響き。


音楽を演奏するのが好きで集まった仲間たちと、懸命に息を合わせて演奏する事に取り組んで頑張ってきた部員の皆さんが披露していた姿がキラキラしていて、まさに青春の輝き。


ここの演奏と展開が特に好き。大好きな名曲で、清々しさ満ちて感動的。


ドラムメジャーの部員さんの、優雅な動きのパフォーマンスも素晴らしかった。


雰囲気が変わると『カーペンターズ・フォーエバー ふたりの誓い』の演奏と共に、一気に勢いよくなっていく展開。


疾走感がある流れで元気いっぱいな声出しもあり、情熱的な盛り上げ締め。


主にカーペンターズの名曲を演奏して、さわやかで魅力的な名演だった。



顧問の先生から挨拶があって定期演奏会かま開催できた喜びと共に保護者の方々、お世話になっているOBやOGの方々、地域の方々へ感謝の思いを語っていた。


ステージ後方で2年生や1年生が、ドリカムの『未来予想図II』の演奏を始めると3年生の部員が横列に並んでいき整列した所で先生が、1人ずつ名前を紹介。


最後に3年生を代表して部員さんが挨拶。


今年度は、部員さんが多かった事で活動を進めていく中で、ぶつかり合う事が多かったけど金賞に向かって団結すれば強さを発揮できると思いました、というような暖かみがある分析で今年度を振り返っていた。


入部してから右も左も分からない中で今まで、ついてきてくれた2年生や1年生の後輩に向けて感謝の思いを示す優しい言葉。


マーチングコンテストの九州大会に向けて頑張りますという力強い意気込みも語り勇ましく、かっこいい部長さんのメッセージだった。


部長さんの挨拶が終ってから3年生の部長の皆さんも『未来予想図II』の演奏に参加していき、全学年での演奏もまた心を打つ響きで感動的だった。



これで終演とならず観客の鳴り止まない拍手でアンコールの雰囲気になると、『YOUNG MAN(Y..M.C.A.)』を披露。


OBやOGの先輩方も参加して、お別れムードを吹き飛ばすように疾走感かある演奏を響かせて明るく楽しく元気よく盛り上げ締めで終演。



今回、初鑑賞した中間南中学校の吹奏楽部の定期演奏会は、聞き応えがある演奏、楽しい歌やダンスや演劇、さわやかなマーチングなど充実した濃い内容だった。


少数精鋭の3人のフルートパートのフルートやピッコロを吹いていた部員さんの、きれいな響きの演奏が素晴らしかった。


ユーフォニアムを吹いていた部員さんが明るい性格のようで『オトナブルー』のパフォーマンスも印象深く最高だった。



中間南中学校の吹奏楽部は、来年から学校が主体となっている部活動から地域が主体となって活動をする地域クラブに移行していくそうで、単独で定期演奏会を開催するのが今年で最後との事。


この日は、そういう意味でも初鑑賞できて良かった。



中間南中学校の吹奏楽部の皆さん。

初めて来て良かったと思わせてくれた魅力的な定期演奏会を開催ありがとうございました、お疲れ様でした!