大島高校(奄美大島)の吹奏楽部:第24回 定期演奏会を初鑑賞 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

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5月19日は、大島高校(奄美大島)の吹奏楽部が奄美川商ホールで開催した《第24回 定期演奏会》を初鑑賞してきた。







4枚の告知ポスターを連ねた下に、風船でハートの装飾。

奄美川商ホールがある敷地内に、南国風のような建築物


入場無料で全席が自由席だったので、いつもの定位置の右寄りの席を確保して鑑賞。

プログラム



〈1st Stage〉の1曲目では、『イントラーダ「小組曲」より』という曲を披露。

ゆったりとした流れで優雅な雰囲気。力強く盛り上がっていき、勇壮な響きの演奏で華々しく開演を飾っていたオープニング曲だった。


2曲目では、『さくらのうた』を披露。

力強いトランペットやホルン、暖かみがあるクラリネット、きれいなフルートの響き、トロンボーンの聞かせ所が魅力的。

哀愁を感じさせるような吹奏楽の人気曲を見事に表現していて聞き応えある演奏だった。


3曲目の『ガラスの香り』という曲は、フルート、クラリネット、アルトサックス、バリトンサックス、ホルンの部員さんによるアンサンブルで披露。

5人の部員さんが息を合わせて軽快に美しく響かせ合い、それぞれの技術を示していて聞き応えがある演奏だった。


4曲目は、2024年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲から『風がきらめくとき』を披露。

ゆったりとした木管楽器が中心の流れでクラリネットやサックスが、さわやかな響き。

中盤から金管楽器が加わり、広がりがある流れとなっていった印象。ピッコロの聞かせ所があり見事な響き。

終始、穏やかな流れでハーモニーを響かせ続けていくような、きれいな表現の課題曲の演奏だった。

 
5曲目は、『歌劇「トゥーランドット」より』を披露。

重厚な雰囲気の演奏でホルンも力強い響き、さわやかなクラリネットやサックスの響き。

きれいにフルートパートの演奏も響いていてピッコロ
を担当している部員さんが、フルートに持ち替えて両吹きで美しい演奏を響かせていて、かっこよかった。

ピアノを弾いていた部員さんも、見事に効果的に鍵盤を響かせていた演奏。

魅力的な聞かせ所から終盤の力強い盛り上げが重厚で、熱い雰囲気の聞き応えがあった演奏だった。


休憩を挟んで〈2nd Stage〉では、部員の皆さんや指揮をしていた顧問の先生がカラフルな衣裳を着ていた。

華やかになったステージ上で1曲目では、人気ゲームの『スーパーマリオブラザーズ』のBGMのメドレーを披露。

客席では、マリオやルイージやキノピオの姿になってクラリネットを吹いている部員さんが通路を歩いていき、お菓子か何かプレゼントを配っていったようだった。

3人がステージに戻ると部員の皆さんが活発に動きつつ軽快、ゆったりなBGMの演奏を続けて盛り上げていっていた。

演奏の合間には、パーカッションパートの部員さんやホルンパートの2人の部員さんが司会役を担当して曲紹介などのトークで、盛り上げていく進行を頑張っていた。


『YOUNG MAN ‐YMCA‐』では、あのヒット曲を部員の皆さんが活発に動きながら軽快に演奏。

最後には、ステージの前方に出てきた数人の部員さんが英語のアルファベットが1文字ずつ書かれたパネルを示していた。

つなげると『OSHIMA』という事で、大島高校の吹奏楽部をアピール。


7人の3年生部員さんが互いに質問し合うようなインタビューコーナーもあった。

トランペットパートの部員さんがベルの部分が、キノコのようで好きとユニークなコメント。

トロンボーンパートの部員さんが吹いてみたい楽器が、バリトンサックスとの事。

フルートパートの部員さんは、3年生部員たちが明るく仲がいいと言っていたようだった。鬼ごっこをして遊んだりしているとの事。

パーカッションパートの部員さんは、好きな演奏曲が『テキーラ』と言っていた。

3年生の部員さん、それぞれが本当に仲が良さそうで和気あいあいとしていたインタビューコーナーだった。


カーペンターズの名曲『青春の輝き』では、3年生の部員さんがソロでリレー。

ヴィブラフォン、トランペット、バリトンサックスなどの部員さんが見せ場・聞かせ所で活躍。

フルートパート、アルトサックスの部員さんが息を合わせたソリの演奏も見事な響きで素晴らしかった。

3年生部員の皆さんが今まで担当してきた楽器で、かっこよく演奏を響かせている姿がキラキラしていて、まさに青春の輝き。

かっこよさと清々しさに満ちていて感動的なソロのリレーで、心に響く名演だった。


『笑顔』(いきものがかり)の合唱では、男女の部員さんがステージ上で横列に並んで披露。

さわやかな歌声が響き渡っていき、こちらも清々しい企画のプログラムだった。


3年生を代表して部長さんの挨拶もあった、

まず先生方や地域の方など、お世話になった方々への感謝のコメント。

今年度は、1年生の部員12人が入部して合計26名で活動を頑張っている、、との事。

最高の音楽を作りたいと語った上で、その意味を1人1人の音を大切にして吹奏楽コンクールでいい結果を出す事と説明。

「音楽は、演奏する人と聞いてくださる人が居る事で成り立つと思います」という真っすぐな思いを語り、定期演奏会に来場したお客さんに向けての感謝の思いも示し、しっかりとした考えを持って素晴らしい心意気を見せていた部長さんだった。


〈2nd Stage〉の最後は、『「魔女の宅急便」セレクション』を披露。

『海の見える街』から始まり、きれいなピッコロやフルート、クラリネットやサックスの響き。

その後も久石譲さん作曲の名曲を連ねて、ホルンやトランペットも暖かみがある響き。

宮崎駿監督のジブリ映画の名作の世界観を見事に表現していき、さわやかな演奏だった。


顧問の先生からも挨拶があり、部員の皆さんに向けての応援を願うと主に定期演奏会に来場した観客へ感謝の思いを示していた。


アンコールの流れになると『宝島』を披露。部員の皆さんが活発に動きながら力強く軽快な演奏を披露して、盛り上げ締めで終演。


初鑑賞した大島高校の吹奏楽部の定期演奏会は、個人的に好きな選曲が多く充実したプログラムで聞き応えがある演奏の数々。

きれいにフルートパートの演奏も響いていてピッコロとフルートの両吹きの部員さんが、かっこよかった。

奄美大島で生まれ育った部員の皆さんによる、さわやかな雰囲気で存分に楽しめて福岡県北九州市から初めて行って良かった。

大島高校の吹奏楽部の皆さん。
今年度の新体制が始まってから取り組んできた、日頃の練習の成果を示して魅了してくれた定期演奏会を開催ありがとうございました、お疲れ様でした!


会場の奄美川商ホールに来るまでに見た、奄美大島の風景。

いい天気で、きれいな青空や海が見えていた。