第37回 福岡県マーチングコンテスト:高等学校以上の部 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

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主に吹奏楽やマーチングなどの音楽鑑賞、、ミュージカル鑑賞、舞台鑑賞、スポーツ観戦に行った記憶、感想を書き記していくブログ



6月25日は、午後から福岡国際センターで《第37回 福岡県マーチングコンテスト》が開催されていた。




中学生の部に続いて開催されたのが、高等学校以上の部。

福岡市立 福岡女子高校の吹奏楽部(30名)は『交響曲第1番「アークエンジェルズ」』を演奏しながら披露。

バッテリーが力強く響いてトランペット、トロンボーン、サックス、ホルンと共にピッコロも存在感を示す響き。きれいにフルートも響いていた。

重厚な流れを経て、ゆったりした流れでのクラリネットの聞かせ所も良かった。

ドラムメジャーは、熱く勇ましい動きでパフォーマンス。隊列の展開の動きも見事。

ゆったりと堂々と盛り上げ、さわやかで清々しい雰囲気も感じさせてくれたマーチングだった。

表彰式では、銀賞を受賞。新進気鋭でマーチングに挑戦して今後の成長と飛躍が楽しみな吹奏楽部。これからも頑張って欲しい。


九州産業大学付属九州産業高校の吹奏楽部(73名)の吹奏楽部は、ゆったりと『宇宙の音楽』を演奏して荘厳な始まり。

この時に多い人数による隊列で巨大なロケットを描いて、むこう正面に向かっていき発射していく光景を示していたパフォーマンスが壮大で、すごかった。                                                                                                                          
続いて『星条旗よ永遠なれ』を軽快に演奏しながら周回。力強いバッテリーの響き。

多くの人数で重厚、バリバリとトロンボーンも響いて盛大な流れ。勇ましいドラムメジャー。

きれいにフルートパートの演奏も響き、ピッコロも存在感を示す響き。

終盤には、『組曲「惑星」より木星』を演奏。神秘的な響きに乗せて大人数による壮大な隊列の動き。

巨大な十文字の隊列が交差するように展開していくパフォーマンスは、迫力がある光景。

最後に人文字で定番の『93』(九産)を示して堂々とした締め。

宇宙のロマンを感じさせながら、多くの人数による九産らしい良さで楽しませてくれたマーチングだった。

表彰式では、金賞を受賞して九州大会に推薦おめでとう!


地元の福岡県立 北筑高校の吹奏楽部(55名)は、A.リード作曲の『エル・カミーノ・レアル』と『吹奏楽のための第2組曲』を連ねて披露。

背中に『北筑』と示されている衣裳を着用して、序盤から熱い響きで軽快に演奏しながらの展開。

周回しなからの流れでトランペットと共に、ホルンも存在感を示す響き。

中盤の展開でアルトサックスのソロの見事な聞かせ所、その後のサックスパートやクラリネットパートの響きも魅力的。

きれいに響かせながら隊列を形成していくフルートパートも、かっこよかった。

ゆったりした流れでトランペットのソロがあり、見事な聞かせ所の響き。

終盤に激熱な響きの展開になっていくと素早く次々に多彩な展開を見せていく隊列の動きが迫力があり、すごかった。

ダイナミックな動きも見せていたドラムメジャーの部員さんが、バトンを高々と掲げるように持って進んでいった姿も勇ましかった。

高揚感に満ちた盛り上がりの流れで最後には、スペイン語で王の道を意味する『エル・カミーノ・レアル』をイメージするように、隊列で王冠の形を示して勇壮な締め。

終始、情熱的な展開で見応え聞き応えがあり、かっこよさで楽しませてくれたマーチングだった。

表彰式では、金賞を受賞。そして緊張感があり祈るような思いで見ていた推薦団体の発表。

結果は、九州大会に推薦おめでとう!
自分は、感動より歓喜の感情が上回って嬉しく笑顔で見届けられた。

表彰される部員さんは、この結果を感激しながら喜んで受け取っていた。

北筑高校の吹奏楽部は、北九州市の地元の吹奏楽もマーチングもバリバリやっている、かっこいい公立の星。

よく地元の公園に行くと吹奏楽部が『エル・カミーノ・レアル』などを練習している響きが聞こえていて、部員たちの頑張りが普段から日常的に伝わっていた。

その努力の成果が実り、頑張りが報われて本当に良かった。

この喜びを原動力にして、また次の目標に向かって頑張って欲しい。

北筑最高、みんな最高、かっこよかった◎


鞍手高校の吹奏楽部(33名)は、『グランド・マーチ』と『マン・オン・ザ・ムーン』という曲を演奏して披露。

最初にトランペットの見事なソロがあって、一気に盛り上がっていくような流れ。

軽快な演奏が続いていき、周回をするなどの展開。ゆったりした流れで、きれいな響きの聞き応えがある演奏。

終盤は、優雅な雰囲気を感じさせてくれた盛り上がりがあったマーチングだった。表彰式では、銀賞を受賞。


福岡大学附属大濠高校の吹奏楽部(71名)は、怪盗をテーマにして披露していた様子。

今年の衣裳は、上着が黒と白の横縞で何か怪盗を思わせるデザイン。

ドラムメジャーの部員さんは、ピンクと黒の横縞という柄で区別された衣裳を着用していた。

最初の『ミックスナッツ』を軽快に演奏しながら周回などの展開。ピッコロの存在感があり力強く響いていた。

その後は、聞き応えがある響きや隊列の様々な展開で示されていく大濠らしい良さ。

きれいに響かせながら隊列を形成していくフルートパートも、かっこよかった。

終盤には、『ルパン三世のテーマ』や『名探偵コナン メインテーマ』を織り混ぜながらの熱い盛り上がりの流れ。

最後には、赤いラインテープを部員たちが持って赤外線のセンサーをイメージするようなパフォーマンス、そこを怪盗が抜けていこうとする動きがありユーモアがある締めの展開となっていた。

毎年パレコンマーチングでは、他の出場団体に無い個性的な方向性の演奏やパフォーマンスで会場の雰囲気を変えて楽しませてくれる福大大濠の吹奏楽部。

今年の怪盗を題材にしたマーチングも、鑑賞していく楽しかった。表彰式では、金賞を受賞。


精華女子高校 吹奏楽部OBバンド(58名)は『サモン ザ ドラゴン』を演奏して始まり、トランペットやトロンボーンやバッテリーも力強い響き。

続いて『美中の美』を軽快に演奏しながら周回などの展開。

ピッコロの存在感があり、きれいにフルートやクラリネットも響いていた。

その後の『トゥルーパー サリュート』や『ゴッドスピード!』を演奏しながらの流れは、勇ましさを増していく響きや大規模な動きを次々に見せていく隊列の壮大な展開が大迫力。

ドラムメジャーのメンバーさんも、躍動感がある動き。

最後は、隊列による人文字で『SOB'S』を堂々と示して勇壮な締め。

精華女子の歴代パレコン出場メンバーが披露していた名曲を連ねて、卒業後も情熱を持ち続けて結集していたメンバーたちが技術と表現を磨き上げて現役の在校生と同等か、それ以上かもしれない貫禄を示していた、すごいマーチングだった。

さすが精華女子でOBバンドのフルートパートのメンバーさんも、かっこよかった。

表彰式では、金賞を受賞して九州大会に推薦おめでとう!


精華女子高校の吹奏楽部(61名)は、あの伝統の青ジャージを着て出場で『Celtic Hymns』という曲を演奏して披露。

後方から低音を響かせていく金色のスーザフォン隊の存在感も、かっこいい。

序盤から重厚な演奏でトランペットやホルンも力強く響き、ピッコロも存在感を示す響き。

周回しながらの流れでソプラノサックスも響いていたようで、トランペットのソロがあったりなど多彩な演奏。

ゆったりした流れで、何か懐かしさを感じさせるような曲を演奏していた。何の曲だったかな。

サックス、クラリネット、フルートやピッコロ、オーボエやソプラノサックスも響いていたかな。

きれいな響きで穏やかに流れていく展開の、心を打つ聞かせ所だった。

勢いを増していく終盤は、素早く隊列が様々な展開を繰り広げたりトランペットの勇ましいソロがあったり、ドラムメジャーも躍動感がある動き、多くの人数で横列に広がって正面に向かってくるカンパニーフロントは、迫力があって観客の気持ちを高ぶらせる見せ場。

高揚感に満ちた盛り上がりの展開でバッテリーの演奏も力強く響き、最後に隊列の人文字で伝統の『SEIKA』を示して堂々とした締め。

特に終盤の展開が迫力があり鑑賞していると圧倒されて、「今年の精華もすごい!」と思わせてくれた見事な技術力と表現力が結集されていた、さすが精華のマーチングだった。

きれいに響かせていたフルートパートの演奏も素晴らしかった。

まさに、今できる最高の演奏とパフォーマンスだった。

表彰式では、金賞を受賞して九州大会に推薦おめでとう!

福岡県マーチングコンテストの高等学校以上の部の終盤は、精華女子OBバンドと精華女子の在校生の2団体が風の如く進んで吹き抜けていき、観客に強烈な印象を残していた。やっぱり精華は、すごい◎


高等学校以上の部の全出場団体の表彰結果

福岡県マーチングコンテストの高等学校以上の部に出場して、それぞれの良さを存分に披露していた団体の皆さん、お疲れ様でした!