福岡マーチングバンド&バトンフェスティバル 2018 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

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主に吹奏楽やマーチングなどの音楽鑑賞、、ミュージカル鑑賞、舞台鑑賞、スポーツ観戦に行った記憶、感想を書き記していくブログ

今日は、福岡国際センターで開催された《福岡県マーチングバンド&バトンフェスティバル 2018》を見に行ってきた。


プログラム








オープニングでは、出場団体による合同演奏とパフォーマンスで『ヤングマン(Y.M.C.A)』を披露。

後ろのフロアで西短大附と九産大九産の吹奏楽部が演奏して、前のフロアいっぱいに様々なバトンチームが広がってパフォーマンス。

トランペットやトロンボーン、バッテリーなどの力強いパーカッションの響き、フルートパートも、かっこよかった。

存在感があるスーザフォン隊が軽快に動きながら吹いていた姿も印象深く、楽しいオープニングだった。


開演して序盤は、幼稚園児や小学生のバトンチームやバンドが披露していく。

子供たちが、しっかりと動きを覚えて隊列を形成していく姿が頼もしく、小学生の合同バンドによるマーチングも見事な響きの演奏と隊列による表現が、かっこよかった。

高校のバトン部も、バトンなどのパフォーマンスを披露していく。

様々な雰囲気のBGMに合わせて、力強く華麗な動きの数々。

たくさんのバトンチームもパフォーマンスを披露。

好きな曲を聞けて楽しかったり流れていくBGMに合わせて出場者たちが、どんなふうにパフォーマンスで表現していくのか興味深かったり、マーチングだけでなく有意義な鑑賞になって良かった。


高校の吹奏楽部では、近大福岡(40名)が最初に披露。

テーマが『月と太陽』で、『月光』と『ユーレイズミーアップ』を演奏。

ゆったりした流れや軽快な流れの響き、整然とした隊列の形成。

かっこいい響きのトランペットやトロンボーン、サックスパートやフルートパート、バッテリーやピットの響き、チューバの存在感。

カラーガードの華やかな彩りや、力強い動きのパフォーマンスも好き。

後半の『ユーレイズミーアップ』の所の演奏やマーチングでは、大きな感動があって個人的に大好きな表現で良かったと思う。

今年初の近大福岡の吹奏楽部のマーチング鑑賞は、披露している部員たちの姿が頼もしく、かっこよく楽しかった。

表彰式では、銀賞という結果ながら好きな表現のマーチングお疲れ様でした。


西短大附の吹奏楽部(50名)のテーマは『Origin~大地の記憶~』で『King Kong Opener』、『Beautiful』、『King Kong Final』の3曲を演奏。

キングコングの世界観を思わせる力強い響き、ゆったりした流れなど多彩な表現で展開していく隊列、横揺れしていたような動きのある演奏。

西短で印象深いパーカッションのバッテリーやピットの響き、スーザフォンの部員たちの存在感も、かっこいい。

トロンボーンやトランペットの響きも印象深かったようで、フルートやピッコロの響きも好きで良かった。

表彰式では、銀賞という結果ながらパーカッションを中心に聞き応えがある西短サウンドで好きな表現のマーチングお疲れ様でした。


北筑の吹奏楽部(61名)のテーマは『Belkis』で『バレエ組曲「シバの女王ベルキス」』を演奏。

北筑の青いマーチング衣装の中でカラーガードの部員たちは、赤紫のドレス風の衣装で華やかな色合い。

力強くバッテリーが響いたり、ピットの響きも好きで整然と展開していく隊列の動きが見応えあり。

カラーガードの部員たちがダンス風の動きを見せていたり、フラッグでのパフォーマンス表現が、きれいに彩り。

アラビア風のような雰囲気の軽快な響きの演奏曲があったりして、楽しませてくれる。

北筑といえば印象深い、ソプラノサックスの響きも存在感を示していたようで心に響く演奏で、かっこよかった。

今回も北筑らしい力強いパーカッションの響き、本当にきれいなカラーガードの彩り、ソプラノサックスの響きが健在で見応え・聞き応えがあって、楽しく素晴らしいマーチングだった。

北筑は、表彰式で見事に金賞おめでとう!!


福大大濠の吹奏楽部(73名)のテーマは『波の息吹と俺達の心』で『Song of Sailor and Sea』と『指輪物語よりⅤ楽章』を演奏。

大濠らしいピットやバッテリーの響きが聞き応えあり。

『海の男達の歌』を演奏していたようで好きな曲という事もあって、様々な響きが楽しい。

演奏でピッコロの響きが印象深かったようで、かっこよかった。

大濠らしい、整然とした流れるような隊列の形成やカラーガードの表現も見事で、きれい。

最後は、そっと去っていくような感じの締めくくりだった印象。

たくましい男の世界観を、大濠らしい演奏やマーチングで表現していたようで見応え・聞き応えがある、かっこいいマーチングだった。

福大大濠は、見事に金賞おめでとう!!


八女学院中学・高校の吹奏楽部(75名)のテーマは、『Highlights from LaLaLand』で『City Of
Stars』、『Another Day Of Sun』、『Audition(The Fools Who Dream)』、『A Lovely Night』を演奏。

最初にプログラムを見た時、八女学院が『ラ・ラ・ランド』をすると知って驚いたけど、どんなふうになるのか期待して楽しみにしていた。八女いいね!

ピットの響きやアルトサックスの響きが好きで、かっこいい。

あの聞き覚えのあるヒット曲では、軽快に盛り上がって楽しい。

カラーガードのフラッグなどのパフォーマンスも華やかに彩って、きれいな表現。

大道具の街灯で雰囲気作りもしていたようで、おもしろい。

バッテリーの響き、サックスパートも印象深かったようで、かっこいい。

『ラ・ラ・ランド』の世界観を表現して最初からワクワクさせてくれる、見ていて楽しいマーチングだった。八女学いいね!

表彰式では、見事に金賞を受賞おめでとう!!


大牟田高校の吹奏楽部(64名)のテーマは、『Wine Dark-Sea~ポセイドンの怒り~』で『Wine Dark-Sea』を演奏。

まず、プログラムを見て演奏曲で驚いた。精華女子が吹奏楽コンクールで演奏した事がある、あの『ワインダーク・シー』を選曲とか大牟田すごいね!

今年の大牟田も序盤から謎の動きを見せて驚かせてくれた。

あの大道具を、あのように使って、あんなふうになるとは。何をするかと思っていたら予想の上を行く大牟田、いい!

他にも、何か雰囲気作りをしている大道具を設置していたり、小道具を使ってのパフォーマンスなど何かもう大牟田らしい演出。

演奏もバッテリーやピットなど重厚な響きの『ワインダーク・シー』の演奏が聞き応えありで隊列の動きも見事。

コーラスも入ったりしていたようで、カラーガードのフラッグなどによるパフォーマンスも、きれいに彩り。

あの『ワインダーク・シー』を大牟田バージョンで存分に表現しきって見応え・聞き応えがある期待通りというより、期待以上の素晴らしいマーチングだった。

大牟田は、表彰式で見事に金賞おめでとう!!


精華女子の吹奏楽部(152名)のテーマは、『Brave Heart~勇敢な心~』で『英雄の証』、『マゼランの未知なる大陸への挑戦』、『月の光』、『スコットランドランドスケープ』を演奏。

これは、今年の定期演奏会の名演を再現するマーチング。

モンハンの勇壮な雰囲気の演奏曲から始まり、精華が演奏する力強い響きの『マゼラン』とか、かっこよ過ぎ。

ゆったりした『月の光』、きれいなフルートやピッコロの響き、月の形を思わせる隊形とか本当に、きれいな表現。

最後は、去年のパレコンマーチング『スコットランドランドスケープ』の終盤の盛り上げ所から。

何度も鑑賞したけど何度鑑賞しても心に響いてくるものがあって、あの感動を思い出した。

演奏の響きやマーチングが盛り上がっていく高揚感、隊列で鮮やかに王冠を描きあげて『SEIKA』の人文字で締めくくる、まさに威風堂々の締めくくり。

もう感動、書き表せない程の感動。こんなに感動させてくれるマーチングを見せてくれて、ありがとう。今回も、すごく良かった!!

柔と剛が融合して力強さと優しさに満ちあふれた、素晴らしい表現のマーチングだった。

今回も精華女子が、持っている表現力の全てを示して今できる最高のマーチングを披露してくれました。

さすが精華かっこいい! 頑張りましたね◎

精華女子は、表彰式で見事に金賞を受賞おめでとう!!


九産大九産の吹奏楽部(170名)のテーマは、『如国幻想』で曲目も同名。

和の雰囲気で祭りのハッピ姿の部員たちが和太鼓を叩いていたり、日本の祭りのような響きの演奏を繰り広げていく。

カラーガードの部員たちがド派手なゴールドのハッピを着て、まぶしい程に華やか。

大人数によるマーチングの隊列の動きも迫力があって見応えあり。

終盤には、博多どんたくの歌を歌っていたり、祭りの雰囲気を再現。

更に、ホークスの応援歌『いざ行け若鷹軍団』の演奏を始めたと思ったら終盤には、野球の動きを再現するコントのパフォーマンス。

最後は、ヤフオク!ドームのように白い風船を飛ばして締めくくり。

祭りの雰囲気や野球で盛り上げの九産大九産いいね、おもしろい!

終始、観客を楽しませてくれたサービス精神に満ちた九産大九産の楽しいマーチングだった。


FUKUOKA DreamScouts(115名)は『FUKUOKA DREAM AIRLINES』というテーマで披露。

飛行機での旅行がテーマのようで、ドラムメジャーがキャビンアテンダントのような衣装だったり、旅行者が旅行カバンを持ってくると中からトランペットを出して吹く演出とか楽しい。

大人数による重厚な響きの演奏、迫力がある隊列の動き、カラーガードの彩りなど見応えあり。

『OVER THE RAINBOW』を演奏しながらのマーチング表現が好き。

飛行機の中での毛布を使ったようなパフォーマンスも楽しい。

かっこよさと楽しさに満ちあふれて感動的でもあった、素晴らしい表現のマーチングだった。


フィナーレでは、出場団体による合同演奏で『ダンシング・ヒーロー』を披露。
演奏は、精華女子、福大大濠、大牟田の吹奏楽部。

そして、福大大濠の吹奏楽部のカラーガードの部員さんが軽やかに動きながらテンション高くマイクで歌っていた。

いいですねー、素晴らしい熱唱!

暗くなった会場内でバトンの合同チームは、サイリウムが付いたバトンを振り回したりしていたようで、きれいな光の演出だった。


マーチングやバトンについて専門的な伝え方が分からないけど、一般客として今年も行ってみたら、どの出場団体も素晴らしい表現で今年も楽しいマーチングバンド&バトンフェスティバルだった。

出場団体の皆さん、日頃の練習の成果を披露して観客を存分に楽しませてくれた表現の数々お疲れ様でした、ありがとうございました!!