バイリンガル大学生とオンライン英語塾をしているAkkoです。
中学受験と英検対策の両立について、悩んでいる方は多いと思います。
中学受験に英検準二級、二級を持っていることが有利だからということで、HARY EDUに入会される方も多いです。
しかし、私立中学合格と英検２級合格は同等レベルの難易度だとわたしは思います。
そして、費やす時間も同等レベル必要なのでは？と考えています。
さらに、子供の知的能力の高まる時期である5年生以降をどちらの勉強に費やすかの選択になると思います。
多くの方が考える戦略は、『幼少期から英語を始めて4、5年生までに英検２級をとる。そして、5年生から本格的に中学受験塾で受験に向けて勉強に集中させる。』というものではないでしょうか。
しかし、この戦略の盲点は、『子供の知的能力が（理解力・集中力・学習意欲）が伸びる時期を考慮していないということです。
インターナショナルスクールに通わず、日本の教育を受けながら、英検二級レベルの英語力をつけるには、英語の文法を理解し身につけるために、文法を理解してコツコツ練習をくり返す必要があります。
普段英語を使わないのですから、インターナショナルスクールに通う子のような大量の英語のインプットがない状況です。文法学習なしで習得することはできないです。
それには、理解力や根気が必要になってきます。
一度一つの文法のルールを習ったら、はい習得！みたいに、そんなに簡単に身につけることはなかなかできないです。
（まれに地頭が相当よいのか、一回の説明ですぐに習得でき、次々とマスターしていくお子様もいますが）
繰り返して練習してそして続けて身についてきます。中学受験の勉強と同じではないかな、と思います。
それがぐんぐん効率よくできるのは、5年生以降の時期なのです。
なのに、中学受験塾は、この黄金時期を全て『受験』のためだけに掻っ払って行ってしまいます😭
中学受験をする子供達はこの黄金時期を、塾に缶詰状態で受験のための勉強だけに費やすのです。
小学校低学年から英語をスタートしても、全て習得する前に、受験塾に飲み込まれて行き、途中でやめてしまう子もいます。英語習得もここからが本番だったのに。
という勿体無いお子様が多いです。
それなら、中学に入ってから英語やったらいいんじゃない？という意見とあると思います。
もちろん、それも良いかもしれません。
当たり前のことですが、中学生の能力は、小学生低学年に比べて文法を理解するのにとても適しています。
効率よく、順序立てて教えていけば、ぐんぐん習得していけます。
しかし現状は、中学に入ると、中間期末テストに終われ、英語以外の教科の勉強（社会や理解）のボリュームも多くなり、数学が難しくなり、英語の勉強だけに集中できず、英語に苦労しているお子さんが多い、と聞きます。（さらに、部活動も始めたら放課後と土日も練習に費やすことになり、体力的にも厳しくなります。）
まず、英語の単語が読めない。つづりが覚えられない。
文法が理解できない。
学校によりますが、たしかに公立校で使われている例のテキストだけでは、文法理解するのは難しいでしょう。単語が読めるようにはならないでしょう。
音と綴りのルールは教えない、文法も体系的に教えていないとわたしは思います。
プラクティスもほとんどありません。
少なくとも、中学で英語を始める前に、『ジョリーフォニックス』はマスターして、中学で使われる例のテキストの単語全て読めて書けるようにしておくべきです。
ジョリーフォニックスでは、基礎からステップバイステップで、体系的に学べます。
さらに贅沢をいいますと、中学文法はすべてマスターして、英語の本を読んだり、ライティングの練習をするレベルまできていることが理想的です。
そこまでマスターしていれば、中学では、数学など、他の教科の勉強に多くの時間を費やすことができます。
そして、今後の高校受験、大学受験、さらに就職、全てにおいて『英語が強み』としてやっていけると思います。
次回は、中学受験と英語習得を同時にマスターしたすごい戦略について書いてみたいと思います。
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