前職場である日和田会の行事に参加してきました。

 

現在グループホームはつねに暮らす4名のうち3名は日和田会の

 

事業所に通所しています。

 

 

公開というので勝手に報告集の表紙をアップしてしまいましたニヤリ

 

 

公開実践検討会は日和田会の一大イベントと言っても良いと

 

思います。午前は記念講演・基調報告・特別報告があり

 

午後は4つのテーマに分かれ、分科会という形で支援者が事例を

 

発表報告します。かつて私が担当していた利用者さんが

 

取り上げられていると聞き、午後のみ参加してきました。

 

 

在職時、8名の方を担当していて、毎年この時期が近づくと

 

「今年は誰をテーマに書きますか?」とボスに聞かれたことを

 

思い出します。

 

「書きやすい人」「何か大きな変化等、支援者の取り組みを

 

発表しやすい人」について書こうとするのではないか?と

 

いつも腑に落ちない思いでしたが、まぁそれは個人的にそう

 

思うだけであって、法人批判ではないです。。念のため。

で、公開とはいいつつも発表者の同意を得ていないのでモザイクで

 

隠してありますが、私と一緒に担当していた職員の晴れ舞台という

 

感じで、見学しました。

 

 

説明するとあまりに長くなるので、詳細省きますが、利用者さんの

 

状態が良くなった成功例として報告されていました。

 

 

対象の利用者さんと私は長い付き合いでして、色々事件や問題行動が

 

ありました。その度に具体的な取り組みを考案するのですが、

 

本人の意思にそぐわない?と思われるので却下されることが

 

多かったです。

 

問題行動が本人の健康を害したり他者の迷惑になったとしても

 

「人権」「本人の思い」をとても大事にしている法人なので

 

「なんだかなぁ」とモヤモヤしていました。

 

 

そんな中、差し迫った何かを皆さんに感じてもらえるように

 

工夫努力して、行った取り組みで改善したわけですが、

 

利用者さんよりも一緒に取り組んだ職員が言った言葉がとても

 

印象深いのです。

 

 

彼は「正直、あの利用者さんには何をやっても変わらないと

 

思ったし、間中さんがやっていることも無駄になると思った。」と

 

話してくれました。

 

「でもやってみて変わっていって、本当に良かった!」とも

 

言ってくれたのが嬉しかった。何が嬉しかったというと

 

彼が素直に自分の考え方を変えることができたということ。

 

素晴らしいです。

 

 

彼には常々「利用者さんが悪くなるのは支援者のせい、

 

職員のせい。」と伝えていました。

 

 

今日当事者だったということで、一言とかいってマイクを

 

持たされたのですが、一番言いたかったこのことは流石に

 

言えなかったのでここに書きます。

 

 

「利用者さんが悪くなるのは支援者のせい、職員のせい。」

 

ですね。100%そうとは言い切れませんが、そういう気持ちで

 

取り組むようにしています。どこか他人事という気持ちでいると

 

うまくいかないと思うのです。

 

 

暇を持て余していた茂木さんを連れて行ったので、茂木さんは

 

茂木さんで懐かしい顔を見ることができたし、私は私で謙虚な

 

気持ちで取り組まないといけないなと改めて思い、良かったです。