今日は、

「広島原爆を知る」の続きで

その6です。

 

人の頭の上に、故意に原爆を落とされた国は、私たちが住む日本だけです。

 

原爆については、修学旅行で触れたことがあるくらいで、それ以上とくに知ろうとしてきませんでした。でも、自分が知ろうと思えば知ることができる、という、当たり前のことを想うと、日本人としてちゃんと知りたいと思い、撮影旅をすることにしました。

 

撮影は2019年ですが、

今の解釈で現像しています。

 

 

今回の写真は8枚です。

 

よろしければ写真での旅を

ご一緒いただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

『国立広島原爆死没者追悼平和祈念館』

原爆死没者慰霊碑の東側にあるのが、ここ国立広島原爆死没者追悼平和祈念館です。入口に立つと、このモニュメントが見えます。これは原爆投下時刻の「8:15」を示しており、そのまわりには、水を求めて亡くなられた犠牲者を弔う水が噴水としてたたえられています。さらにそのまわりには、出土した被爆瓦などが置かれています。そして、この方向の先に、爆心地があります。

 

写真中央に見える碑文は、次のとおりです。「原子爆弾死没者を心から追悼するとともに、その惨禍を語り継ぎ、広く内外へ伝え、歴史に学んで、核兵器のない平和な世界を築くことを誓います。国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」

 

祈念館のサイトによれば、この碑文は、日本語、英語、中国語、韓国・朝鮮語の4言語で書かれています。また、この施設の趣旨を次のように説明しています。

 

「国立広島原爆死没者追悼平和祈念館は、「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」(平成6年法律第117号)に基づき、国として、原爆死没者の尊い犠牲を銘記し、恒久の平和を祈念するとともに、原爆の惨禍に関する全世界の人々の理解を深め、被爆体験を後代に継承することを目的として、被爆地である広島に設置された施設です。」

 

 

モニュメントの右にある階段を降ると、祈念館の入り口があります。

 

 

入口を入ると受付の人に挨拶して、追悼空間へと進みます。

これは追悼空間の入り口近くの壁です。

 

 

 

追悼空間へは、

このスロープを降って向かいます。

これは振り返って撮った写真です。

奥から手前に歩いてくる感じです。

反時計回りに進むことで、被爆当時の時間へとさかのぼるをことを表現しています。なぜこの向きなのか?は、下向きのスロープは構図として難しかったから、です。

 

 

 

ここが追悼空間です。

静かに原爆死没者を追悼し、平和について考えるための場所です。壁には爆心地から見た被爆後の街並み(360度のパノラマ)があります。これは1945(昭和20)年末までの死没者数である14万人と同数のタイルでできています。パノラマは同年10月に米軍が撮影した写真が基になっています。また、パノラマの下には被爆時の広島市の226の町名が表示されています。写真の右上の方に原爆ドームが見えます。

 

 

追悼空間の中央に置かれているのが、この水盤です。

形状は、原爆投下時刻の「8:15」を示しています。水を求めて亡くなられた犠牲者の追悼のために、水盤からは水が湧き出しており、ずっと犠牲者に水をささげています。

 

追悼空間にいると、静かです。水盤にたたえられる水の音くらいです。ずいぶん長い時間、ここに居て、感じ続けていました。考えても追いつかないからです。

 

 

追悼空間を出ると「氏名・遺影検索装置」があります。そこには次のような掲示がされています。

 

 

 

順路に沿って進むと、企画展示室と体験記閲覧室があります。企画展示室では、短い映画のような感じで、企画展について知ることができるようになっています。

 

体験記閲覧室では、被爆証言の冊子を開いて読んだり、ビデオで視聴することができます。私にはビデオが向いているので、被爆証言を視聴させていただきました。ビデオが終わるといつも「ありがとうございます」と言ってしまいます。なぜかはわかりませんが、わからなくてもいいやと思ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その7に続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日もお読みいただき、

ありがとうございます。

 

プロコーチ11年目、常楽でした。

 

 

 

 

 

 

「男性優位社会を知る」シリーズ

 

 

結婚は”女性の役割”との和解ではない

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