■成功も失敗もしない方法

成功もしない、
でも失敗もしない。

そんな方法は
「可能性の世界に生きること」です。

仕事や仲間、
趣味や習い事、
親密な人間関係などを
ころころ変える人は
可能性の世界に生きたい人です。

自分に有利な結果を出すまで
苦しくても取り組むことはせず、
成功か失敗の結論が出る前に
うやむやにして投げ出すことで
その結論を回避できます。

その後はずっと可能性の世界です。

「あのとき○○していたら今は違った」
そんな風に
自分は善くもないけど悪くもないと
語り続けることができるようになります。

その動機は
劣等コンプレックス、
つまり「失敗を避けること」です。

失敗=善悪の悪

悪は自分にあってはいけない

それなら途中で投げ出せば
成功もしないけど
失敗も絶対にしない状況を得る

「失敗する」より
「成功しない」方がマシ

可能性の中で生きればいいんだ



■劣等コンプレックス

劣等コンプレックスは
〇〇だから××できない、という
理屈を使って劣等感を
紛らわそうとする行為です。

例えばこんな感じです。

部屋が散らかってるから
勉強できない。

親がうるさいから
健康に生きられない。

子供がいるから
好きなことができない。

身長が低いから
モテない。

すべて課題に向き合って
失敗することを回避するために
「できない言い訳」を
しているに過ぎません。

本当にやりたいことなら
できない言い訳するヒマなどなく
「やりたいことの役に立つ何か」を
今の状況の許す範囲で
やりたくなるからです。



■失敗は成功の素材と見る

自分に有利な結果を出そうとして
出ないこと。

それを失敗と見る人も
いるでしょう。

模範解答のように
「正解」が最初から用意されていて
それに従ってやったら失敗することは
ないでしょう。

でもそんな模範解答が
あるようなものを
それに従ってやってみても
「成功した感覚」は得られません。

例えば
「目を閉じてください」と言われて
その通りに目を閉じられても、
それにいちいち
飛び上がって喜ぶ人はいないでしょう。

「挑戦」の要素のないものには
「成功した感覚」は感じられないので

「成功した感覚」を得たいなら
「挑戦」することになります。

その「挑戦」に伴う困難を
自力で克服できたときに
得られる感覚が
「成功した感覚」です。

その”自力で克服”の
間に起きる
「思い通りにならない状況」は
すべて過程です。

あれこれ試して
やがて自分に有利な結果を得たときに
それらの「失敗」はすべて素材として
役に立った、ということです。



■可能性の世界の抜け出し方

可能性の世界から抜けるには
今の自分にとっての
「重要だが緊急でないこと」に
着手し、推し進めることです。

自分にとって「重要なこと」は
人生を左右するような大きなことです。

そしてそれが
”本当に重要かどうか”を
確認してから着手するのではなく

着手してみてから
”本当に重要かどうか”を
確認する方ことがとても大事です。

着手することで
その「重要なこと」の情報が
流れ込んでくるからです。

その情報を感じてみて
”たいして重要じゃない”と確信したら
「たいして重要じゃないと確信できたこと」が
その成果物ですので、
その成果物を得た時点で終われます。

また、
”本当に重要だと感じる”と確信したら
もっと続けてみることです。

そんなときには
「次はどうなるんだろう?」と
わくわくがふくらんでいるはずです。




お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ9年目、常楽でした。


緊急ではないが重要なこと、の進め方
正解は、やってみるまでわからない
とっとと確認して次の可能性に進むと、人生が進む
可能性は広げていきたい ~劣等コンプレックス