日曜日(3月31日)に投稿した「TOMIX JR西日本のレール輸送用チキ5500形が入線」の記事単独で、昨日までに延べ4600件を超すアクセスをして頂き、この製品に対する皆様の関心の高さに驚いています。このロンチキ編成の牽引用として、同時に発売されたJR西日本仕様でトワイライト色のEF65-1124も購入していました。

 

「JR EF651000形電気機関車(1124号機・トワイライト色・グレー台車)」(品番7175)です。

 

EF65PF機で唯一トワイライト色に塗装されたEF65-1124の現行姿として、屋根上モニターと台車が灰色に塗装され、冷房用ダクトを設置した側窓(助手席側)、乳白色のテールライトレンズなどの特徴が再現されています。

 

屋根上の機器は、パンタグラフと避雷器のみが装着されています。

 

屋根上モニターと台車の灰色が濃緑色の車体に映え、黄色の側面帯も綺麗に表現されています。

 

前面には少し違和感があります。裾帯も前面窓周りと同様の色の筈ですが、白っぽい別の色に見えています。

 

拡大して見ると、黄色帯の上下にある白色が強調されて白っぽく見えているようです。

 

実機の写真で確認しても、やはり裾帯は窓周りと同じ黄色に見えます。(出典:ウイキペディア「国鉄 EF65形電気機関車」から転載)

 

更に前面部分を拡大すると、裾帯は黄色帯の上下に非常に細い白線で装飾されていました。

 

模型でも側面の黄色帯では上下に細い白線の装飾が綺麗に再現されていますが、前面では黄色帯の幅が側面よりも狭く(細く)なっており、更に上下の装飾用白色の塗装が粗くて広がったようになっていました。このため前面帯だけ白っぽく見えていたのです。状況からこの個体だけの症状ではなさそうです。この部分に黄色を幅広に塗り重ねることで、遠目には多少とも改善できそうですが、作業の難易度は高く、失敗する可能性の方が高そうです。

 

次に進みます。

付属品は、説明書以外にパーツが3袋に分けて添付されています。

 

濃緑色の前面手すり、灰色の信号炎管・ホイッスル・列車無線アンテナ、透明樹脂の列車無線アンテナ用の穴開け治具です。

 

濃緑色のナンバープレートは、すべて同じナンバー(EF651124)で12枚付いています。前後正面・両側面に4枚だけ使用します。

 

濃緑色のメーカーズプレートは、上段が「東洋電機・川崎重工」、下段が「川崎重工・富士電機」で各5枚付いていますが、当該機には上段の「東洋電機・川崎重工」を2枚使用します。

 

灰色の自連形TNカプラーと、灰色の自連形ダミーカプラーが各2個です。製品に装着されているアーノルドカプラーが黒色なのは何故なのでしょうか。

 

 

パーツを屋根上から順番に取り付けます。

最初に、列車無線アンテナ用の穴開け治具を使用してアンテナの取付穴をφ0.5mmで開けました。アンテナの取付位置は屋根が傾斜している上にアンテナの取付脚も短かいので、取付脚にゴム系ボンドを絡ませてから、アンテナ本体が垂直になるように取り付けました。続いて信号炎管、ホイッスルの順に取り付けますが、脱落(紛失)防止のために共に取付脚にゴム系ボンドを絡ませて取り付けてあります。

 

次にナンバープレートとメーカーズプレートを装着します。何れも取付脚にコクヨのぺーパーボンドを絡ませてから取り付けました。ゴム系ボンドの様に糸を引かず・塗装も傷めず・除去も容易で取り扱いやすく、ナンバープレート等の力が掛からない箇所の装着補助用として愛用しています。メーカーズプレートは取付脚の長さを0.5mm位に切断しておかないと、内部のダイキャストブロックに当たって極端に浮き上がってしまいます。更に文字が小さくて拡大鏡でも上下が判別できないので、仮置き状態で接写写真を撮って拡大し、上下を確認してから取り付けるようにしています。

 

 

前面のナンバープレートも同様に装着しました。両サイドに付く筈の前面手すりは、前面帯の見た目を改善するために黄色を塗り重ねる際の邪魔になるので、現時点では取り付けてありません。カプラーは付属品の自連形TNカプラーに交換したかったのですが、ボディと下回りを分離することが出来ず、スカートを取り外せないので交換保留にしています。実は、ボディと下回りを分離しようとボディの裾を広げて動力台車を持って引っ張ってみたのですが、固くて上下分離に至らぬばかりか、何回やっても動力台車が外れるばかりで、仕舞には動力台車の集電スプリングをウォームギヤに引っ掛けて変形させてしまう始末で、ボディを外すことは一旦諦めました。更に、この作業中に2エンド側のパンタグラフをセーターの袖に引っ掛けて壊してしまい散々です。

 

なんとか、取り敢えずの整備ができました。

 

最後にいつもの決めポーズで撮影。両パンタ共に上昇姿勢にしていますが、破損させた後位側パンタグラフは、撮影時は何とか形を留めてくれているものの、指先での上下動は全くできずピンセットの介添えでやっと上昇してくれました。

 

破損させたパンタグラフと動力台車の集電スプリングは、改めて購入して修理することにします。前面帯の補修は天候(気分)次第です。なお、ボディと下回りが分離できないのは、私がTOMIX製品の扱いに慣れておらず、固定位置すら判らないのが原因で製品の問題ではありません。

 

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