昨秋に72・73形の旧国セットがリニューアル生産され、付属パーツの行先方向幕にこのセットでは使用しない72・73形全金車用と思われるパーツが含まれていましたが、予想通りに72・73形全金車セットが来年2月に発売予定と昨日(8/10)に発表がありました。

 

国鉄 72・73形通勤電車(全金車)基本セット 98464

 国鉄 72・73形通勤電車(全金車)基本セット|鉄道模型 TOMIX 公式サイト|株式会社トミーテック (tomytec.co.jp)

国鉄 72・73形通勤電車増結セットB 98465

 国鉄 72・73形通勤電車増結セットB |鉄道模型 TOMIX 公式サイト|株式会社トミーテック (tomytec.co.jp)

 

トミックスインフォメーション

 20210810-5.pdf (tomytec.co.jp)

 

基本セットにはクハ79-920番台(右側:私の塗替品)、増結セットBにはクハ79-300番台後期型(左側:私の改造品)が含まれて、前面カプラーは当然、配管付きのものになります。

(この写真は、私の所有する旧製品で、新製品のイメージ画像として掲載しています)

 

基本セット(品番98464)は、両先頭車がクハ79-920番台、中間車がモハ72-920番台の3両(内1両がM車)の5両セットで、茶色(ぶどう色2号)に塗られた全金属920番台だけで構成されています。この色の同車両は、鶴見線・全金車編成3両セット(品番92448)にもありましたが、先頭車の遮光ユニット小型化でシースルー感の向上など、リニューアルされる模様です。

 

増結セットB(品番98465)は、茶色(ぶどう色2号)Mなしの3両セットです。半鋼製車のクハ79-300番台でヘッドライトが幕板部に埋め込まれた後期型が初めて製品化されています。他は、昨秋に発売された製品と同等製品と思われるクモハ73とサハ78となっています。

 

基本・増結Bの両セットは、当時の中央急行線と中央・総武緩行線の8両編成や、山手線の7両編成を想定した製品で、行先表示も基本セットには「東京・浅川・三鷹・山手」(浅川は現在の高尾)の方向幕が、増結Bセットには「東京・立川・浅川・三鷹・中野・津田沼・山手・(無地)」と豪勢な陣容の前面用サボ(受け)が付属する予定とのことです。

 

昨秋発売のセットに含まれた行先方向幕パーツ(基本:鶴見・桜木町・東十条,増結:大宮・蒲田・磯子・八王子)や、前面用サボ受け(基本:鶴見・桜木町・東十条,増結:大宮・蒲田・磯子⇔八王子・(サボなし))を使用すれば、今回のセットを京浜東北線や横浜線にも転用できます。逆に今回の増結B:前面用サボ(受け)を昨秋のセットに使用すれば、中央急行線、中央・総武緩行線としても使用できます。

 

旧国ゆえに馴染みのない若い方も多いと思われますが、当時を知る私には琴線に触れるものがあります。

 

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【追記】 2022.3.24

 2022.3.18に発売されました。製品添付の行先方向幕パーツと前面用サボ受けの内容が、上記記載の予告内容と一部異なっていましたので、以下に記載します。

・基本セット:透明ランナーに、運行番号と行先方向幕(東京・三鷹・浅川・山手)のサイズ大小が各2両分。

・増結セットB:透明ランナーに、運行番号と行先方向幕(立川・津田沼・中野・白無地)のサイズ大小が各2両分。茶色(ぶどう色2号)ランナーに、前面用サボ受け「①東京・三鷹・浅川・山手、②立川・津田沼・中野・東京競馬場前、③サボなし」が各2両分。