KATO製のD51標準形・旧製品(2006-1)の重装備化ですが、最後の加工作業になります。

 

集煙装置のシャッターを開閉するための手動操作用ロッドになる⑤丸棒を、テコの④平板の穴に通して半田付けしました。

組み上がったテコ・ロッドを、3ヶ所に設置した割ピンを通して仮固定して、最終確認です。

 

手動操作用ロッドの⑤丸棒は、この段階では運転台内部で切断せずに、後方へ突き出した状態にしています。

 

一旦取り外して、ミッチャクロンマルチを筆塗りして下地処理を済ませ、乾燥してから集煙装置・重油併燃タンクと共に黒色に塗装します。

 

塗装の乾燥中に、テンダー台車のアーノルドカプラーを、かもめナックルカプラー(Z05-1376)に交換しておきました。

 


Mr.カラースプレーのセミグロスブラック(No.92)で塗装しています。塗料は半光沢ですが、ボディと殆ど変わらないツヤに仕上がりました。

 

重装備のD51が完成しました。集煙装置と重油併燃タンクは、取付脚の下部に少量のゴム系ボンドを付けてボディに装着してあります。

 

組み立てたテコ・ロッドは、事前準備した3ヶ所の割ピンでボディに固定し、ロッドの先端は運転台室内に1mm程突き出した所で切断して室内側でゴム系ボンドにて接着しました。また、テコの先端棒は、集煙装置に背面から挿し込んだだけで接着していませんが、割ピンの固定効果でぐらつき等はありません。

 

凛々しい姿に仕上がりました。ナンバープレートは、添付品の4種類(D51-125・549・646・837)から、実機で長野式集煙装置を装備していたのが中津川機関区に配備されていた若番の2両なので、549号機を選択しました。ナンバープレートの装着に際しては、接着剤を使用せずに裏面の2ケ所の突起に微量のペーパーボンド(コクヨ製)を絡ませています。なお、当該番号の実機では、重油併燃タンクを装備していませんでしたが、私の好みで装着したもので、配管等の詳細が不明なために重油併燃タンクを搭載しただけに留めてあります。

 

ナックルカプラーに交換した後ろ姿です。

 

ナックルカプラーも丁度良い高さで、何ら調整する必要もありませんでした。早速、山岳線の貨物列車牽引に投入することにします。

 

最後に、元ケースのスポンジは、無加工のままで無理なく収容することが出来ました。

 

2回目の投稿(→こちら)で記載の、長野式集煙装置のテコ等の写真を参考にさせて頂いたRail Magazine編集部ブログの編集長敬白®ですが、数日前まではアクセスできたのが、昨日は何故か「存在しません」と表示されアクセスできなくなりました。サーバーのメンテナンス等だと良いのですがその旨の表示もなく、非常に参考になる内容が多数投稿されていただけに、残念でなりません。

【追記】上記誌の編集長氏が、他出版社に転籍されたことにより、当該ブログが閉鎖になったことが判明しました。

 

今回の加工に使用したD51は、手持ちの標準形・旧製品(品番2006-1)です。現在ではリニューアル製品となったD51で長野式集煙装置付(品番2016-6)が発売されており、見事な出来映えです。私のように面倒な加工をしなくても、手軽に長野式集煙装置を搭載したD51が入手できるようになっています。

 

 

 

 

 

 

 

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