集煙装着のシャッターを開閉操作するためのロッド(テコ)は、試行錯誤の結果、先回断念した素材を使用して改めて作り直しました。

 

まだ途中までですが、ある程度の目途が付きました。

 

集煙装置のシャッター開閉用のロッドは、集煙装着からテコを構成する①丸棒→②平板→③丸棒→④平板→⑤丸棒で運転台(助手席側)まで導かれています。このロッドには、丸棒は∮0.4の真鍮線、平板は幅0.8mm×厚さ0.3mmの真鍮帯板を使用します。

丸棒と平板の接続部では直角方向に向きが変わるため、平板に丸棒を通すためのφ0.5の穴を4mm間隔に開けたものを2本作りました。引き続きヤスリ掛け作業をするため、手持ち作業ができるように、この段階では所定の長さに切断せず、余裕を持った長さにしてあります。先ず片端だけヤスリ掛けで丸く仕上げました。更に、平板の幅が0.8mmと広過ぎるので、0.6mm程度になるまでヤスリ掛けをしておきます。

 

木板(HO用の床板材)を作業台にして、直角に曲げた①丸棒に②平板を差し込んで半田付け(30Wの半田鏝を使用)します。2本の角度は、現行製品用ASSYパーツのプラ製長野式集煙装置の角度に合わせています。

 

向きを変えた②平板のもう一つの穴に③丸棒を挿して半田付けし、②平板から5mm浮かせた④平板を③丸棒に通して半田付けしました。

 

ここまで4本とも長いままで、半田付け作業を済ませました。

 

4本を所定の長さ(①だけ少し長めで、取付時に調整)に切断して、①~④を組み合わせたテコが完成しました。

 

集煙装置と完成したテコの①丸棒の先端をゴム系ボンドで仮接続して搭載してみました。運転台に繋がるロッドの⑤丸棒はまだ装着していませんが、ボイラー側面を長手方向に走る配管とその下にある手すりの間に設置する必要があり、④平板の下端にある穴と連結することになっています。④平板の下端穴も丁度良い位置に来ています。

 

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