KATOの旧製品モハ164-0番台をモハ164-500番台に改造した際に、回送運転台のある妻板を供出したサロ152ですが、廃車(破棄)するにはもったいないので回送運転台のない車両として修復工事をすることにしました。
 
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回送運転台のある妻板の移植を受けたモハ164-500番台(左)と、妻板を切り取られた無残なサロ152(右)。モハ164-500番台は移植に先立ち、ノッペラボウの妻板(手前)を切り離しており余剰となっています。
 
この余剰となった妻板をサロ152の修復に使用する心算でいたのですが・・・。
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余剰妻板の左側面には、妻板の厚み分の幅が綺麗に残っています。
 
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一方、右側面では上半分が斜めに削ぎ落とされてしまっており、これではまともに修復できそうにありません。
 
そこでピンチヒッターの登場です。
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ジャンク箱を掻き回したら、モハ164のアンデコ(無塗装:白色樹脂製)ボディが出てきました。これは先般モハ153をサロ110-501に改造した際に、妻面用小窓を確保するために片側の妻板を切断したボディの残骸です。幸いこちら側の妻板は無傷で残っていますので、これを切り継ぐことにします。
 
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屋根板の妻面側には下向きに垂れ下がった当て板があり、ドア横の側板断面との間に隙間が生じています。
 
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右側側面にも同様に隙間が生じています。このことからアンデコボディの妻板を切り取る際に、妻板の厚さ分だけでなく側板側も少し取り込んで切り取らないと、屋根板との整合がとれないことが明確です。
 
一方、サロ152の修復に使用却下となった先程の余剰妻板ですが、捨てずに再利用できる場所がありました。
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モハ164-500番台のパンタ側妻板は上部が欠損しているジャンク車体ですので、この修復に活用できます。(→こちら
 
連休中の天候はあまり良くないようですので、自宅に籠って一連の修復作業をすることにします。
 
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