以前に「馴染みが薄いタキ2車種」のタイトルでKATO製のタキ35000を紹介した際に、少し触れました米タン仕様の製品について差異などを述べてみます。
 

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米軍横田基地向けの航空燃料(JP-8)輸送の為に安善駅~拝島駅間で運行された米タン用タキ35000で、黄色と白色で標記されたJP-8マークが特徴です。
 

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「タキ35000 日本陸運産業色 8両セット」(品番10-554)で、紙ケースに入っており4両用車両ケース(ブックケース)を横倒しにしたのと同じ大きさです。
 

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内部は発泡スチロールの収容ケースに8両が整然と入っています。

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日本陸運産業の所有車両でタンク貨車を模したロゴマークが標記され、そのNRSマークには大小二通りのサイズがあります。両側面でハシゴの位置が異なるのがタキ35000の特徴です。
 

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左側2列の4両がNRSマークサイズ大、右側2列の4両がNRSマークサイズ小です。
 

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NRSマークが大きいサイズの車両で、車番がタキ35637,35822,35824,36021です。
 

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NRSマークが小さいサイズの車両で、車番がタキ35634,35780,35792,35869です。8両とも常備駅が神栖駅(かみす駅)となっていますが、鹿島臨海鉄道鹿島臨港線にある貨物駅とのこと。
 

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単品製品で販売されている奥側の日本石油輸送色(品番8050-1)と、手前の米タン製品とを比較すると、単品製品は一般的な半ツヤ塗装、一方の米タンはピカピカの光沢塗装になっています。

 

更に米タンにはタンク上部にあるハッチの右斜め下の踏板部にバルブが表現されています。これ以外は標記の違いだけです。
 

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カプラーは全車にアーノルドタイプが標準装備されていますが、機関車に連結する最前部と編成の最後尾を車間短縮ナックルカプラー黒に改装してみました。
 

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更に最後尾のデッキ端に、裏面の突起を削り落した反射板(コキ106用)をゴム系接着剤で取り付けています。
 

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青プレのEF65PF機が牽引する米タン編成。
 

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反射板も良いアクセントになります。

今回は標記に特徴のある米タンでしたが、銀ぴかタンクに特徴のある銀タキことタキ143645の最後の仕上げが滞っていますので、こちらも早く仕上げないとまたKATOに先を越されてしまいそうです。

 

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