先般、私の所有しているKATO製のEF58お召機(品番3038の初回ロット品)のカプラーを、銀色のCSナックルカプラーに交換しようと試みるも、先台車のカプラー取付部の構造がナックルカプラー非対応で、カプラー交換を断念せざるを得なかったことを投稿しました。

今年の5月にEF58お召機が再販されたこともあり、CSナックルカプラーに対応した先台車がASSYパーツで販売されている筈と必死に探した結果、所要の2両分を確保することができ、カプラー交換にリベンジしました。

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銀色のCSナックルカプラーを装着できた EF58 60お召予備機とEF58 61お召機。
カプラー交換は出来て当たり前なのですが、手順とちょっとした交換のコツを書き留めておきたいと思います。
 

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EF58 60お召予備機とEF58 61お召機のために入手した ASSYパーツのEF58 61先台車(品番3038D3)。
 

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左側2個の先台車が今回の購入品で、右側2個の先台車と車輪が所有機に装着していたもの。

なぜ車輪まで並べたかと言うと、今回購入品と所有機装着品を見比べた際に、同一形状の車輪ながら色が異なっていたからです。機関車購入時には銀色でタイヤの厚いタイプの車輪(右手前の4個)が嵌っていましたが、見映えの良い車輪に交換していたことを思い出しました。所有機を購入後にホビーセンターKATOから、黒染でタイヤの厚さが薄く、フランジ高さも低いEF58先台車用の実感的な車輪(先輪)が販売され、これに交換していました。
 

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今回購入した先台車でのカプラー交換手順は、底面側から最初にスノープロウ取付座(右手前に置いたT字形の黒色パーツ)を外します。T字形の縦棒の下端(幅の広い箇所の下端)に小形のマイナスドライバーを挿し込んで押し上げると、このパーツが前方に向って外れます。次に前方の車輪も外してから作業した方が、カプラー交換がし易くなります。私は旧台車に使用していた黒染めのローフランジ車輪を転用するので、後方の車輪もついでに外しています。
 

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銀色のCSナックルカプラーの装着にちょっとしたコツが要ります。アーノルドカプラーは、固定ピンに挿し込まれており、写真状態から持ち上げると外すことが出来ます。
 
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アーノルドカプラーが外れるとコイルバネが押し出されて、カプラの固定ピンに密着してしまいます。次に一番下のCSナックルカプラーを装着するのですが、お尻の▲に尖った部分にコイルバネの先端を挿し込む必要があり、これが結構嵌め難いのです。CSナックルカプラーを固定ピンに挿さるところまで挿してから、小形のマイナスドライバーの先端でバネの中間部分を後方に押し下げると、バネが後退しCSナックルカプラーが根元まで嵌ります。ドライバーを抜くとバネはカプラーのお尻にある▲にすんなり挿さってくれます。コツを呑みこむと一発で嵌めることが出来ます。なお、上面側のエンドビームを取り外してCSナックルカプラーを装着してから、エンドビームを取付ける方法でも同様に出来ますが、エンドビームを破損しないように留意が必要で、私は前述の方法で楽にできました。
 
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購入品の先台車には掴み棒が付いていませんので、元の先台車(左側の2個)から抜いて転用しました。
これを動力台車に装着(挿し込む)すれば完了です。
 
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カプラー交換が無事に終了したEF58 60お召予備機とEF58 61お召機。
 

お召機を題材にCSナックルカプラーに交換する手順やコツを記述しましたが、他のEF58 も先台車がCSナックルカプラー対応の仕様品であれば、同様に黒色や灰色のCSナックルカプラーに交換することができます。非対応の場合でも、かもめナックルカプラー(黒色)やEH200用ナックルカプラー(灰色)であれば取付可能です。非対応である先台車のカプラー取付部の形状は、先般のカプラー交換を断念の項に写真を掲載しています。

 

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