以前に、鉄道コレクションの「西武鉄道551系2両セット」に含まれるクハ1651形を利用して、西武601系の4両編成を復元する予定と投稿しています。中間車には廉価で入手した西武451系のクモハ・クハを転用する構想で進めてきました。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/95/33/j/o0640048014570419536.jpg?caw=800)
左側2両が451系(第7弾)のクモハ・クハ、右側2両がクハ1651形(551系セット)です。
601系の4両編成を復元するためには、揃えた材料で変更が必要な箇所が幾つかあります。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/56/d4/j/o0640048014570419552.jpg?caw=800)
4両編成当時の601系の窓枠は、アルミサッシのアルミ地色だったようです。ベースとするクハ1651形も窓枠サッシはアルミ地色ですので、このまま使用可能です。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/5d/a1/j/o0640048014570419566.jpg?caw=800)
中間車に利用する451系の窓枠サッシは、車体窓周りと同色(トニーベージュ)に塗装されており、アルミ地色に塗装変更する必要があり、綺麗に仕上げるのはかなり難しそうです。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/87/31/j/o0640048014570419580.jpg?caw=800)
601系のベンチレーターは、手前のクハ1651形の丸型(グローブ型ベンチレーター)です。451系はガーランド型ベンチレーターで形状が異なり、更に屋根板と一体成型になっており、丸型に変更するにはかなりの手間が掛かります。
一方、以前に登場したクモハ571形のジャンク品が、1両だけ手元にあります。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/4c/29/j/o0640048014570419596.jpg?caw=800)
このクモハ571形は、アルミサッシの色もベンチレーター形状も601系に改造するには好都合です。
次に、連結面の貫通路の幅が問題です。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/c0/3e/j/o0640048014570419607.jpg?caw=800)
左側2両が451系(第7弾)のクハ・クモハ、右側2両がクハ1651形(551系セット)です。
601系の貫通路は、クハ1651形と同じ広幅の貫通扉なしで、451系は妻面を作り変える必要があります。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/5f/1c/j/o0640048014570419623.jpg?caw=800)
先程のクモハ571形(ジャンク品)ですが、貫通路も広幅とピタリなのです。601系中間車に改造するに際し、571系を4両分入手できれば最高に好都合なのですが、残念ながら入手困難です。
準備した451系は601系の中間車改造にはどうも向いていないように思えてきました。
鉄コレの第7弾では、451系の譲渡車として、三岐鉄道の601系と一畑電車の81系もラインナップされています。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/1e/a9/j/o0640048014570419639.jpg?caw=800)
譲渡車の中で、窓枠の色とベンチレーター形状が合致したのが、一畑電車の81系です。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/3c/c7/j/o0640048014570419652.jpg?caw=800)
一畑電車のデハ81・クハ181を各2両確保しました。連結面の貫通路は狭幅ですので広幅改造は必要ですが。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/d7/99/j/o0640048014570419667.jpg?caw=800)
広幅貫通路を有す妻面を移植するに好都合なものがありました。KATOの101系中間車のジャンク・ボディです。こちらの面には貫通扉がないタイプで、これが601系中間車に転用できます。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/66/3e/j/o0640048014570419682.jpg?caw=800)
反対側の連結面は、両開き貫通扉付ですので今回は使用しません。
最後の難関は、クハ1601形の前面窓ガラスです。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/a4/27/j/o0640048014570419695.jpg?caw=800)
ベースとなるクハ1651形の行先表示器が、前面窓ガラスに印刷で表現されています。601系末期にはこの形状でしたので、行先表示を池袋等に変更(市販の行先ステッカーを貼付)すれば大丈夫です。登場当時の姿にする場合は、行先サボを前面腰板部に下げており、これを再現するには行先表示器のない窓ガラスが必要になります。鉄コレ第7弾の大井川鐡道1000系に同寸のパーツが使用されており、見事に転用可能です。
台車は、クハ1601形には一畑電車のクハ181からTR11(灰色)を転用。モハ601形にはDT21(灰色)を調達することになります。これで、加工材料の目途が立ちました。
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