先回は身延線で活躍したワインレッドのクモユニ143を投稿しましたので、今回は同時に投入されたメインの115系2000番台にすることにしました。私が所有しているのは、初期に発売された3両編成のセットです。
 

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左側から、クモハ115-2000番台,モハ114-2600番台,クハ115-2000番台。各車の連結面とクハ115の前面のカプラーは、KATOカプラー密連A に交換しています。
 
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KATO製の115系身延色3両セット【基本セット】(品番S4100C)です。
 
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上から、クモハ115-2012,モハ114-2610(M),クハ115-2033。品番は順に4100-3,4102-3,4103-3です。

 
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紙パッケージ裏面には、実車の紹介と製品説明がなされています。このセット以外に、【増結セット】モハ114のMなし3両編成(品番S4100D)もありました。その後の製品番号体系の変更により、10093,10094となっています。因みに、S3100Aは115系2000番台湘南色6両セット、S4100Bは115系1000番台横須賀色6両セット、S4100Eは115系1000番台湘南色6両セットがあり、10146~10148に変更されています。
 
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車両自体は単品用のプラケースに収容されており、青色/銀色のインサートの時代です。
 
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プラケースの底面になる箇所には、インサートに車両図面と構成車両のリストが印刷されており、動力車になる中間車のモハ114のケース底面には、お馴染みの黄色の検査証が入っていました。
 
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このセットは、既発売の115系1000番台横須賀色の色替え製品でしたが、身延線色に変更しただけでなく、屋根板は独自の物が装着されています。モハ114-2600番台はパンタ部の屋根が一段下がっており、これが再現されています。各車ともAU75形クーラーの冷房準備工事車で、屋根上にはフタが設置され、その上にはベンチレターが載っていました。この冷房準備工事車用の屋根板は別途販売され、湘南色の他線区用の冷房車を実車とは逆に冷房準備車に改造するのに便利なパーツでした。

このセットは暫く生産されず、後に特別企画品の「115系身延線色 4両セット」(品番10-463)として発売されました(→こちら)。3両セットから4両セットとなったのは、実車が登場時に乗務員のドア扱いの便宜を図る(編成中に乗務員室を均等配置する)目的で、クハ115を背中合せに2両連結するという変則的な編成が採用され、異彩を放っていたのを再現するためです。製品として追加されたのはクハ115-2100番台(トイレ付)で、2両目に1両目とは逆向きに連結されていました。
 
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左側が3両セットのクハ115-2000番台,右側が4両セットのクハ115-2100番台です。後発製品の4両セットでは、先頭車の運転台屋根に灰色の滑り止め塗装が追加されています。4両セットは購入せずに、オークションでばら売りされていたクハ115-2100番台のみ入手して、既存製品と連結することで異彩の4両編成を実現しました。4両セットは特別企画品のため、ASSYパーツでは販売されませんでした。
 
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左側が3両セットのクハ115-2000番台、右側が4両セットのクハ115-2100番台の改良製品で、行先表示幕は未使用で車体色の鉄板で塞がれていたのが再現されました。旧製品も各車の同部分を着色すれば良いのですが、車体色をピッタリ再現するが難しく放置しています。この身延線色のワインレッド(赤2号)は甲州ぶどうを、白色帯(クリーム10号)は富士山の雪をイメージしたものだそうです。
 
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最後にKATO製の全車両が勢揃いしました。

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クモユニ143を併結した4両編成
 
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逆向きのクハ115-2100番台を挟んだ4両編成

実車は、後に身延線の短編成化に伴い、この逆向きのクハ115-2100番台を方向転換してクハ115-2000番台に改造の上で新潟に転出し、湘南色となって活躍したとのことです。
 
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