身延線の旧型国電がワインレッドの115系2000番台に置き換えられた際に、郵便荷物用にクモユニ143が同時に投入されました。私の手元にはクモユニ143を再現した製品がいくつかあります。
 

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クモユニ143タイプの各車両は、左側からKATO,WIN,トミーテックの製品です。

発売された順に説明します。最初はKATO製品です。

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この車両は、湘南色クモニ143の色替え製品(品番4021-2)です。クモニ143は2パンタ仕様ですが、クモユニ143は1パンタですので、それらしく見えるように片方のパンタを撤去改造しました。クモユ二143はスカート付で、クモニ143にもスカートが付いていますので好都合です。ワインレッドの115系2000番台の3両セットも発売されており、身延線を再現するのに当時としては最適アイテムでした。

次は、かつて存在したメーカーのWIN製品です。

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この車両は、クモユニ143の身延線色完成品(品番E-606)として販売されていました。パンタは別途購入でTOMIXのPS16(品番0201)が指定されており、台車はGM製が装着されています。車体はクモユニ143をよく再現していますが、スカートが装備されていないのが惜しまれます。また、側面の白帯が全て同じ幅になっていますが、実車では中央の扉間の2本は幅広でしたので残念です。
 

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透明なブリーフパックに発泡ウレタンの保持材を使用したケースに収めて販売され、店頭で吊り下げ販売が可能なように写真の左側に穴の開いた耳が付いています。右下の角穴の中にはテールライト用の赤色透明パーツが収容されており、購入者が取付けるようになっていました。


最後はトミーテック製品です。

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鉄道コレクション第20弾のクモユニ143です。この製品が実車を最もよく再現してしていると思いますが、購入時のままでまだN化作業をしていません。この製品だけ2両保有していますので、工場入場車の牽引車代用として使用された当時の姿にも使用できます。
 

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左側から、KATO製、WIN製、トミーテック製です。どの顔も良く出来ていますが、実車の写真と見比べると、やはりトミーテック製の鉄コレに軍配が上がりそうです。
 

実車は、身延線での役目を終えた後、新潟・千葉・長野など各地で使用された際に湘南色・スカ色等に変更されていますが、このワインレッドがこの車両の個性を最も引き立たせているのではないでしょうか。次回は、身延線に投入されたワインレッドの115系2000番台について投稿します。
 

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