先回はクハ153湘南色の投稿でしたので、今回は続きで153系中間車についての話題です。

中間車の基本製品は、モハ152(M/T)・モハ153のユニットとサロ152・サハシ153の5種類です。

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左側から、モハ152(M),モハ152(T),モハ153,サロ152,サハシ153です。

 

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中間車は、3桁品番から4桁品番になっても単品で品番変更を伴う製品はなかったようです。
 

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品番4016のモハ152-101(M)です。パンタはPS16Bを搭載していますが、従来の製品はPS16Aでした。元々の車体を他に転用したため、後年に購入したASSYパーツのボディ(4016-5A)の屋根板がPS16B対応に変更されていたためです。
 

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品番4020のモハ152-81(T)です。外観はM車と差はなく、パンタは本来のPS16Aを搭載した姿です。
 
品番が3桁時代のモハ152(M)のボディが手元にありますので、比較してみます。
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上側が3桁品番(420)のモハ152-120、手前が現行のモハ152-81ですが、パンタグラフの取付位置が異なっていることが判ります。台車中心とパンタグラフ中心の位置が合致するのが正しく、初期製品のパンタが妻板側に片寄っていた理由は判りませんが、単にエラーだったのでしょうか?
 
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この角度で見た方が、パンタグラフの位置が違っていることがよく判ります。当然、ランボードの位置も違います。
 
 
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品番4017のモハ153-87です。外観的にはモハ152のパンタなしといった姿をしています。
 
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品番4019のサロ152-24です。乗降扉横にあるグリーン車マークは印刷されておらず、別売りのインレタを貼り付ける仕様でした。
 
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品番4018のサハシ153-15です。編成で唯一のキノコ形クーラーが、ビュフェ部に搭載されています。以上の車両を適宜組合せることで、かつての急行電車の編成を再現することができました。
 
久々の2012年6月に再生産された際に、新たな車種が追加されました。特異な車両と呼べるかは疑問ですが、ご覧ください。
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サロ163です。163系として唯一製作されたグリーン車が、153系のラインナップに加えられました。
 
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品番4059-6のサロ163-5で、グリーン車マークも印刷済みの仕様になりました。車体はサロ152の金型を使用したバリエーション製品で、台車がTR69に変更された程度です。
 
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サハ153です。KATO製品では165系にもなかった稀少なサハの登場です。
 
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品番4039のサハ153-207で、車体はモハ153の金型を使用したバリエーション製品です。
 
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床板と台車は、サロ152の物が流用されています。(写真のサロ152にはグリーン車マークを貼り付け済み)
 
製品はモハ153のボディを流用しているので、実車のサハ153と少し違う箇所があります。
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左側から、モハ153,製品のサハ153,モハ153の妻板を交換加工されたサハ153です。
 
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左側から、モハ153,製品のサハ153,モハ153の妻板を交換加工されたサハ153です。実車のサハ153には、デッキ側の妻板面の貫通路の両側に開閉可能な小窓があるのが特徴です。モハ152・モハ153には、貫通路の向かって左側にしか開閉可能な小窓が無く、製品のサハ153はモハ153の金型流用のため小窓は片側にしかないので、所謂タイプ製品になります。なお、妻板を加工したサハ153は、入手したのみで私自身の加工品ではありません。
 
 
 
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153系湘南色を並べてみる、モハユニットが3組、サロが3両、サハシが1両、サハが2両、クハが3両の合計15両ありました。多少アンバラスな車種構成ではありますが、かつての長距離急行電車も殆ど再現することができます。時には、新快速色との混結も楽しんでいます。
 
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