153系と言えば思い出すのは湘南色ですが、関西には白灰色に空色帯を纏った新快速色の車両もいました。かなり昔に製品化されたKATOの153系には、湘南色に続いて新快速色も発売されました。
KATO製のクハ153は、高運転台・低運転台の両方が揃い、塗装も湘南色・新快速色がありました。
新快速色の車種は、クハ153(高運・低運)、モハ152(M・T)、モハ153が揃っていました。実車の新快速はMユニットを2組をクハで挟んだ6両編成で運転され、模型でも高運車又は低運車の6両セットが主流でしたが、3桁品番だった昭和50年頃には単品でも販売されていました。右端のクハ153(高運)が、単品販売品で当時の製品には信号炎管は付いていませんでした。他の3両は近年の製品で、セット販売となっていますのでASSYパーツから組立てたものです。
クハ153の湘南色が品番415(4桁化で4015)で、新快速色は「-①」がついたバリエーション製品でした。
車番はクハ153-547、所属標記はお馴染みの「関スイ」です。
新快速色の単品には、クハ153以外にモハ152(MとT)、モハ153がありました。価格は、何れも湘南色よりも定価が確か200円高かったように記憶しています。
クハ153のインサートシートと添付品(ヘッドマークシール,カプラー交換説明書)。他に集電板も添付されていたように思いますが、現状では台車に装着しています。連結面側はアーノルドカプラーでしたが、KATOカプラー 密連A形に交換しています。
湘南色が標準の153系ですので、次回は湘南色製品の中から、異端?な車両もご紹介します。