予約してあったKATO製の急行「安芸」(1967)7両セット【特別企画品】(品番10-1302)が本日届きました。お目当ては、カニ38、マシ38、そしてグリーン帯の付いたオロネ10です。
まず、カニ38をお目に掛けます。荷物扉はシャッターによる総側開き式で10系軽量客車風の車体ですが、マハネ29の下回りを再利用し魚腹台枠に3軸台車TR71を履いた38番台の旧型客車に属する荷物車です。このアンバランスがなんとも魅力的です。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/9e/35/j/o0640048014570308844.jpg?caw=800)
製品では、デッキ側に点灯式のテールライトが装備され、台車はデッキ側がアーノルドカプラーを、反対側にはKATOカプラーNJPを装着。アーノルドカプラーは、交換用にナックルカプラーが付属しています。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/56/a5/j/o0640048014570308858.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/b9/ac/j/o0640048014570308874.jpg?caw=800)
黒色車輪を装着した3軸台車TR71の中心ピン(ネジ止め)は、従来のKATO製品TR73と同じ位置にあります。
次は食堂車マシ38です。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/81/06/j/o0640048014570308885.jpg?caw=800)
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/65/72/j/o0640048014570308898.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/6d/da/j/o0640048014570308949.jpg?caw=800)
3軸台車の比較です。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/b1/fc/j/o0640048014570308974.jpg?caw=800)
次は10系軽量客車のオロネ10ですが、国鉄の等級制廃止(1969年)以前のグリーン帯を巻いた一等寝台として今回リリースされました。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/b5/a0/j/o0640048014570308996.jpg?caw=800)
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/d2/79/j/o0640048014570309010.jpg?caw=800)
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/b6/0a/j/o0640048014570309027.jpg?caw=800)
このセットは、急行「安芸」の10両編成を組むベースセット(品番10-1301)に対して、東京~糸崎間の付属編成(10系のハネ車3両)と、1967年頃の急行「安芸」を再現する際の車両(カニ38、マシ38、帯付オロネ10)を揃えた補完セットの扱いのようで、増結セットの表記はありません。セット内容は次の7両で、車体塗装色がカニ38とマシ38は茶色、その他はブルーになります。また、車番・号車番号、グリーン帯、行先表示板 はそれぞれ印刷で標記されています。
・カニ38-1(*品番5243) ・オロネ10-26 グリーン帯入(品番5063-7,1号車) ・オロネ10-24 グリーン帯入(品番5063-8,2号車) ・マシ38-5(品番5244,5号車) ・スハネ16-181(*品番5060-D,11号車) ・スハネ16-182(品番5060-E,12号車) ・オハネフ12-48(*品番5062-7,13号車 テールライト付)
(注)*印を付した車両は、デッキ側台車にアーノルドカプラーが装着されています。他は、すべてKATOカプラーNJP(B)です。
かつて、天賞堂が10系軽量客車をHOゲージで製品化した時に、荷物車としてカニ38がラインナップされ、その存在を知りました。その後に荷扱い中の現車(→こちら)を見る機会にも恵まれ、是非とも欲しい車両になりました。NゲージでもW社やM社で金属製品として製品化されているも、私にとっては高価なため入手を躊躇していました。今回、KATOから発売発表があった際に、ASSYパーツで組立を考えましたが、特別企画品のため残念ながらASSYパーツとして個別販売はされないようでセット購入に至っています。はて、どちらが高くついたのか・・・・。